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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「感受性と想像力をどのように養うか?」

「感受性と想像力をどのように養うか?」

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事は

感受性と想像力がかなり必要とされる仕事だと思います。

具体的には

言葉で明確に表現されない行間を読む力や

面接・面談、電話などのリアルコミュニケーションを通じて

相手の思いを感じ取る力です。

「この人は優秀な人材コンサルタントだな」

と感じる方の共通点として

「その方が面接に行かれた後のご感想と
 クライアントの面接官のご感想が一致する」

という事が挙げられます。

これは、必ずしも合格・不合格とは一致しません。

面接の中で相手がどう思っているかを感じ取り

自分が発言した事に対して相手がどう受け止めたかを

客観的に読み解く力を持っているという事です。

これは広い意味で言えば「コミュニケーション能力」とも言えますが

当たり障りのない通常の会話が問題なくできる

というような簡単な次元の話ではありません。

基本的には

大人になるまでの成長過程で形成される能力のように感じます。

「感受性」と言うと比較的先天的なものかもしれませんが

「想像力」はある程度トレーニングできるかもしれません。

相手が今何を感じたか?

何を考えているのか?

自分は何を発言するべきなのか?

それは全て「想像」です。

勿論、相手の表情や雰囲気・声色など

視覚や聴覚から感じ取れるものもありますが

それらの情報を瞬時に整理して判断する力が

「想像力」なのだと思います。

この仕事は「1件1件が全て異なるケース」で同じものは存在しません。

同じ「合格」「不合格」と言っても

企業や人が違えばその内容は違います。

その1件1件の違いをどう読み取り良い方向に導くか?

というのが我々の仕事だと思います。

事実や事象を無機質に捉えるのではなく

深く感じたり深く考えたりする癖を

持っておく事が大切なのではないでしょうか?

これこそが、アナログコミュニケーションの要ではないかと思います。

クライアントの人事の方でもいいし

キャンディデートの方でもいいので

上司や同僚と

「あの人事マネージャーって、何を大切にする人だと思う?」とか

「あのキャンディデートって、何を大切にする人だと思う?」とか

そんな会話を日常的にする事によって

「へー、そういう見方もあるんですね?」というように

自分とは異なる視点もある事を知ることが

良いトレーニングになると思います。

だから、社外だけでなく

社内でのコミュニケ-ションも大切ですね。

「柔軟心
 やわらかいあたま
 やわらかいこころ
 わか竹のような」                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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