「数だけ追いかけると人材紹介ではなくなる」
先日
優秀なシニアコンサルタントAさんと
ご相談させていただきました。
なんと、Q目標が成約30件との事です!
毎月10件です!
私もリテイナー営業時代
Q1億円、年間4億円とか
そのような狂気的な目標を
追いかけていた時がありました。
こんな事を数年続けていると
心身ともに
おかしくなってきます。
どの企業に
どんなプロフィールの方が
どんな経緯で
内定されたのかも
記憶できなくなります。
そんな状態って
人材紹介業の本質から
離れていると
今は痛切に感じています。
若い頃は
ごちゃごちゃ理屈をこね回す前に
数を追いかける時期は
必要で大切な経験だったと
感謝しています。
しかし
30代以上になって
ある程度
社会人経験を積めば
「なんか違うなー、このままでいいのかな?」
と思う人も多いでしょう。
日本には
360万社の企業があって
7000万人弱の労働者がいて
その掛合わせで
奇跡の内定1件が生まれる。
そのように考えますと
結婚と同じように
それぞれの出会いから
結ばれるまでの
唯一無二のドラマがあります。
数だけを追いかけていると
その奇跡のドラマを
ちゃんと観る事ができなくなります。
それは
人材紹介コンサルタントにとって
とても残念な事だと考えております。
従って
人材紹介コンサルタントとしては
目立たず、出しゃばらず
そんな奇跡のドラマの
陰のプロデューサーになりたいと思いながら
仕事をしています。
「そのときの出逢いが
人生を根底から
変えることがある
よき出逢いを」 みつを
合掌。
(本日の1枚:函館のソフトクリーム)