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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「面談やスカウトも評価してほしい」

「面談やスカウトも評価してほしい」

この数年

「面談やスカウトも評価してほしい」

という理由でご相談いただく

人材コンサルタントの方が

増えています。

具体的に説明しますと

「自分が担当する企業に対する紹介だけでなく、人材のスカウトや面談も評価してほしい」

「自分がスカウトや面談した人材が、自分が担当する企業に決まらなくても、評価してほしい」

「優秀な人材のスカウトや面談も、貴重な業績貢献ではないのか?」

というような内容のご相談です。

「クライアント・オーナーシップ100%」 = 「企業担当コンサルタントに100%売上計上」

の人材紹介会社に所属している皆さんから出て来やすい

評価に対する不満です。

しかし現在

日本の人材紹介会社の大半は

「企業(クライアント)担当50%」 & 「人材(キャンディデート)担当50%」

という、企業担当と人材担当との折半計上です。

*更には、人材担当に80%、90%、100%計上する人材紹介会社もあります。

このような人材紹介会社では

自分がスカウトや面談した人材が

他のコンサルタントが担当する企業に内定しても

売上(FEE)の50%は

自分に計上されますので

「面談やスカウトも評価してほしい」

というような不満はほとんど出ません。

このようなルールの結果

会社全体の売上の70~80%が

他のコンサルタントとの

コラボレーションによる成約となっており

組織力やチームワークが

促進されています。

その一方で

求人企業の立場としては

「人材がどこの会社に内定してもいいという姿勢では、あてにならないし、納得できない」

「人材コンサンタルトは、もっと、うちの会社にコミットして仕事してくださいよ」

という、ご要望があるのも事実です。

ここは重要なポイントで

「企業のためか? 人材のためか?」

「どっちのスタンスで仕事をしたいですか?」

という、人材コンサンタルトとしての分岐点になります。

人材紹介業の先進国である欧米諸国では

「クライアント・オーナーシップ」 を重視するエージェントが多く

FEEを払ってくれる企業のために

人材をヘッドハンティングするという

合理的なビジネススタンスが強いです。

その点

日本のエージェントは

温和な国民性なのか?

バランス重視なのか?

「企業も大切だけど、人材も大切だよね」

という考え方が多数派のような気がします。

最後は

人材コンサルタントの皆さんが

どのようなスタンスで仕事をされたいのか?

個々人の価値観に従って

決めればいいと考えております。

「一番わかっているようで

一番わからぬ

この自分」                                           みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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