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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「早く宇宙飛行士になりたい?」

「早く宇宙飛行士になりたい?」

先日

「早く宇宙飛行士になりたい!!

且つ、現年収1000万円をキープしたい。」

と、おっしゃる

現役人材コンサルタントの方がご相談に来られて

面白かったですが

少々困りました。

「宇宙飛行士になって

地球の未来に貢献したい!!」

という、素晴らしい志を持っている方です。

超一流大学を卒業され

人材コンサルタントとしての実績も

「数千人中3位」 という凄い人です。

日本人の宇宙飛行士は

過去に10数人いらっしゃいますが

毛利さんにしても

向井さんにしても

それはそれは大変な努力をされて

宇宙に旅立つことができたのです。

宇宙飛行士になるためには

少なくとも下記のハードルを超えなければ

候補者にすらなれません。

「宇宙飛行士を目指すなら

身長、体重のほか、血圧や視力、色覚や聴力などの身体能力の条件も求められる。

また、世界の宇宙飛行士と会話するため、英検1級レベルの英語能力が必要。

理科系の学部を卒業し、自然科学の研究・開発の仕事を3年以上経験したのち、

JAXAが募集する宇宙飛行士選抜試験に合格すると、宇宙飛行士の候補者となる。」

夢を持つことは素晴らしい事です。

ただ、現在のA地点から

いきなり理想とするZ地点に

到達する事はできません。

A地点からZ地点に到達するためには

その間にある 「B~Y」 の課題をクリアしないと

いけないわけです。

「そもそも貴方は理系じゃなくて文系卒だし

英語もできないし

JAXAにも合格してないじゃん?」

という事なので

無理なご注文なのです。

毛利さんや向井さんのお話のように

夢や理想に近づくには

それなりに人生をかけた努力の積み重ねが必要です。

「どうして、数千人中3位のコンサルタントなのに

そんな当り前の事がわからないのか?]

と思いまして

私もご相談中にストレスを感じたのか?

途中で体調が悪くなってしまいました。

・MUST ⇒ やるべき事

・CAN ⇒ できる事

・WILL ⇒ やりたい事

MUSTやCANをぶっ飛ばして

いきなり WILL に到達できれば良いのですが

そうは行きません。

また逆に

MUST や CAN というプロセスを経て

WILL に到達するからこそ

素晴らしい人物になるのではないか?

と考えるのは、私だけでしょうか?

皆さんの所にも

宇宙飛行士志望の人がお越しになったら

優しく諭してあげてください。

「うつくしいものを

美しいと思える

あなたのこころが

うつくしい」                                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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