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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「『人材業界の未来シナリオ』を読みましたか?」

「『人材業界の未来シナリオ』 を読みましたか?」

人材業界の知識人

黒田さんと佐藤さんが書かれた

「人材業界の未来シナリオ」 を

拝読しました。

「採用100年史から読む」 という通り

昔から現在、そして未来まで

ここまでコンパクトに網羅された著書はないので

まだお読みになっていない方々は

是非、ご購入ください。

私が特に共感したのは

下記の二点です。

1 いつの時代も顧客ニーズが出発点である。

2 価値の二極化が加速する。

(企業ニーズ)

・自社にとって「優秀な人材」を、「手間なく」、「安く」、採用したい。

(求職者ニーズ)

・一つ目:自己のキャリアの方向性に関する情報収集

・二つ目:具体的な企業・案件探し

・三つ目:転職活動支援

上記のように、時代が変わっても変わらない

顧客の本質的なニーズを出発点として

人材ビジネスがどうあるべきかを考察されている点は

素直に共感できるものです。

また、更に共感したのは、下記の部分です。

(価値の二極化が始まる)

・「売り手市場である希少性、専門性が高い価値ある人材には

 いくら払っても来てほしいと思う反面、テクノロジーで代替可能な

 職種やスキルの人材は明らかに買い手市場となり、

 どんどんサービスの低価格化、無料化が進んで行く可能性が高い

 と思われます。その結果、リクルーティングビジネスも、大きく

 二極化が迫られることになるのではないでしょうか。」

ごもっともだと思います。

過去も現在も

新たな採用手法が次々と生まれてきましたし

今後はテクノロジーの進化によって

更に、変化が加速するでしょう。

ただ、求人・求職両者の

本質的な顧客ニーズは変わりません。

そして、人材やサービスの付加価値の違いによって

益々二極化が進んで行くでしょう。

今、この瞬間も二極化が進んでいます。

その結果

高付加価値サービスを提供されている

エグゼクティブエージェントや

ハイクラス領域の人材紹介会社のニーズに

応えるべく仕事をしていると

私も自ずと高付加価値路線に向かっており

お客様の高い要望について行けなければ

置き去りにされてしまう事を

実感しています。

零細エージェントは高付加価値に向かう以外に

生き残る方法が見当たりません。

低付加価値市場に取り組んでも

大資本のテクノロジーに負けてしまいます。

そして、ビジネスの答は

昔も今も未来も顧客が握っています。

黒田さん、佐藤さん、誠にありがとうございました。

「おかげさん」                                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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