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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「なぜ業績を上げられたのか?という質問に答えられない人」

「なぜ業績を上げられたのか?という質問に答えられない人」

面接において

「貴方は、なぜこんなに高業績を上げられたのですか?」

と、質問される事があります。

この質問は

意外と盲点で

ロジカルに答えられないキャンディデートがいます。

最近もいらっしゃいました。

私自身も自問自答してみたのですが

意外と答えられない事に

今更、気づきました。

何となく感覚的に業績を上げてきた人にとっては

盲点になる質問です。

そして、この質問に答えられない場合は

「再現性がない」 と評価され

面接NGになる可能性が高いです。

それでは

「貴方は、なぜこんなに高業績を上げられたのですか?」

という質問に対する回答例を考えましょう。

(簡易な回答例)

1 他の人より、2倍の量をこなした。

2 他の人より考え、少し工夫をした。

3 始める前から、スキルを持っていた。

だいたい、上記の三つのどれかだと思います。

上記3は、特殊な例だと思われるかもしれませんが

実家が自営業をやっていて

幼い頃から 「商売の在り方」 というものを見てきた人は

やはり、全然違います。

元同僚の河野春樹君などは

若い頃から言っていました。

河野君:「僕が売れるのは当り前なんですよ。

      だって、子供の頃から、オヤジの商売を見て来たから。

      だから、僕のような境遇にいなかった人が

      わずか1~2年で突出する業績を上げるのは難しいですよ。

      人は能力差より、経験差が大きいと思います。」

そうすると

河野君のように天才ではない一般人は

下記のどちらに分類されるのか? という事になります。

1 他の人より、2倍の量をこなした。

2 他の人より考え、少し工夫をした。

私の場合は

どちらかと言えば

上記2の方かな? と思います。

端的に言えば

「自分より営業力がある上司を使いまくった」

という事です。

自分は 「TELアポスキル」 を磨き

社長や役員など決裁権者に

アポイントを取りまくりました。

そこに、営業力も肩書も

自分をより上の上司を連れて行き

代わりに営業してもらうのです。

・アプローチは自分

・プレゼン(しゃべり)は上司

・受注後のフォローは自分

というように、意図的に役割分担していました。

私は 「しゃべり」 は苦手なので

そこは得意な上司にやっていただくという

単純な役割分担です。

このように答えると

「それでは武谷さんは

 営業が上手な上司がいないと

 同じような高業績を上げられないのですね?」

と、面接で詰められてしまうと思いますが

私が若い頃のリクルートは

リテーナー(前金)制だったので

突出した営業力が必要だったのです。

今は 「成功報酬制」 ですから

そんな初期段階での

アクロバティックな営業力は必要とされていません。

それよりも

「ちゃんとコツコツやる。

 たまに言いたい事も言って提案する。」

という程度で良いのです。

「社長!!

 今すぐここで

 1000万円払わないと

 後悔しますよ~。」

などと、脅さなくても良いのです。

リテイナー(前金)を受注していた頃は

上司からも

「社長や役員を相手にする時は

 ヘコヘコしないで

 できるだけ偉そうにしないとなめられるぞ」

と言われていました。

確かにそれはテクニックの一つではあったのですが

今思い出すと

笑ってしまうほど

若いのに偉そうだったと思います。

今時のリテイナー営業は

偉そうにしているだけでは

とても売れないと思います。

ちゃんとロジカルな営業をしないとね。

「にんげんはねえ 

 追いつめられると

 弱いもんだな

 ひとごとじゃない

 自分のこと」                                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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