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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「賢者は仕事のやりがいを自分で見つける」

「賢者は仕事のやりがいを自分で見つける」

皆さんは子供の頃

なりたかった職業や夢はありましたか?

例えば

プロスポーツ選手や歌手のような職業は

自分の好きな事を仕事にできて

羨ましいと思う人も多いでしょう。

一方、企業の「会社員」として働いている方々は

「自分がなりたかった職業に就いている」

という人は少数派でしょう。

逆に、限られた選択肢の中で

多少の妥協もしながら

何とか決めた職業に就いている

という人が多数派だと思います。

多くのキャンディデートのお話をお伺いしても

学校を卒業する時に

「自分のやりたい事がよくわからなかった」

とおっしゃる方が大変多いです。

日本の企業では

新卒は「総合職」として

専門性に関係なく一括採用し

入社後に配属先を決めるという

ゼネラリスト育成型の採用・配属がスタンダードでした。

従って

特に文系の学生にとっては

「何をやるか」より「どの企業に入社するか」

という事の方が重要だったわけです。

最近は、グローバリゼーションの流れ中で

専門性を持つ事の重要性が問われていますので

従来のゼネラリスト育成型の採用・配属も

変えざるを得ないでしょう。

しかし、従来の日本企業の採用・育成手法は

悪い面ばかりではないと思うのです。

若い内は

「自分のやりたい事や適性がわからない」

という事は、ある意味当然だからです。

実際に色々な仕事を経験してみて

初めて自分の適性がわかる事も多いじゃないですか?

加えて

どんな仕事であっても

そこに楽しさややりがいを見出すという事も

社会人として大切な事だと思います。

実際やってみたら

「苦手だなー」と思う事もあるでしょう。

途中で、「自分には向いていないなー」

と感じる時もあるでしょう。

しかし、そのような仕事でも

努力して得た知識・経験や忍耐力は

その後のキャリアにおいて

決して無駄にはなりません。

最近は、社内公募制(自己申告制)で

社員が希望する配属先を選べるチャンスを与えている企業も増えていますが

「入社後せめて数年は敢えて人事異動はさせない」

という方針の企業もあります。

その狙いの一つとして

「どんな仕事であっても、そこに楽しさややりがいを見出す」

という力を養って欲しい

という思いもあるでしょう。

失敗や紆余曲折を経ても

成功している人というのは

その時々で自分なりに今の仕事のやりがいを見出し

前向きに取り組んできた人が多いです。

仕事だけではなく

物事は見方や取り組み姿勢が変わるだけで

楽しくなかった事も楽しくできます。

また、興味が持てなかった事にも関心ができたり

得意じゃない事にも取り組めたり

できるようになる事もあります。

「好きな事を仕事にする」

だけではなく

「自分から仕事を好きになる」

という事も素晴らしい能力だと考えます。

主語はいつも「自分」であるということでしょうね。

コヴィー博士の「七つの習慣」をおさらいしましょう。

第一の習慣:主体性を発揮する。

全てはここから始まるんですね。

「やれなかった
 やらなかった
 どっちかな」                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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