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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「ダイバーシティの真の効用とは?」

「ダイバーシティの真の効用とは?」

「多様性を認める」というのは

言葉にすると実に簡単ですが

実はとても難しいと思います。

人はもともと持っている価値観や考え方を通して

モノや人を見ています。

また、組織において多様性を認めつつ

皆で一つの方向へ向かっていくのはとても困難な事です。

ひところからダイバーシティという言葉がよく使われるようになり

働き方や考え方の多様性を認めようという動きが活発になってきました。

若者の仕事観が変わってきて

女性や高齢者のような

今まで主力とは見られていなかったかもしれませんが

大変貴重な労働力の活用が不可欠な時代になりました。

ダイバーシティの考え方も

それを組織内で推進していこうとする活動も

アメリカで始まっています。

もともとは「黒人」と「女性」に対する差別的な人事を撤廃し

差別を排除しようとする動きがはじまりでした。

かつては黒人と女性という弱者救済のプログラムとして捉えられていましたが

アメリカ社会のより広い「マイノリティ」全てを包括する考え方に変わってきました。

現在多くの企業、組織で行われているダイバーシティとは

「さまざまな個性を持った従業員がフルに能力を発揮することによって

新商品開発や画期的な業務プロセスを実現し

新しい顧客に支援される企業が生まれる」

という考え方です。

そいう意味では

「多様性を認め、多様性を活かす」ことは

採用の場面でも大変重要だと思います。

今在籍している社員と似たような人ばかりを採用するのではなく

今自社にはいないタイプだけれど

入社して新しい風を起こしてくれそうな人を採用するという視点も大事ですね。

似たような人間ばかりが集まるのではなく

様々な個性や価値観を持った人たちの集まりであるからこそ

新しい発想やサービスを生むことができるのだと思います。

これは、組織だけではなく

一人の人間にもあてはまることですね。

色々な方とお会いしてお話させて頂く中で感じることがあります。

それは、仕事において素晴らしい実績を上げている方というのは

人間的魅力を放っている方が多く

その魅力を紐解くと

「多様な価値観を認める姿勢」

が感じられるのです。

それは、人に対してもそうですし

仕事のやり方・考え方、そんな様々なところに見受けられます。

自分の価値観を押し付けない。

相手の話を傾聴し尊重する。

自分の価値観が絶対ではないので

常に謙虚で相手への敬意を忘れない。

自分の周りの様々な個性豊かな人たちや

異なる考え方を自分の中に取り入れ活かす事ができる人ほど自己成長できる。

「多様性を認める」という事は自分の幅が広がる事です。

企業であれば企業の幅が広がる事です。

そう言えるのではないでしょうか?

こんな偉そうな事を書いたけど

俺は度量が狭くて小者だな。

「セトモノとセトモノと

 ぶつかりッこすると

 すぐこわれちゃう

 どちらかやわらかければ

 だいじょうぶ

 やわらかいこころを

 持ちましょう」                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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