「どん底から社長になった同期」
まさに
「どん底から社長になった同期」の
A君がいます。
A君とは
リクルートの新卒同期です。
A君とは
異なる場所や事業部で
仕事をしてきましたが
実直な人柄に惹かれるものがあり
ずっと気になっていました。
A君は
リクルートでマネージャー経験後
仲間と独立起業しましたが
残念ながら軌道に乗らず
失敗しました。
それでも、A君は
「自分の事よりメンバー優先。会社の残務処理優先」
というスタンスを貫き
最後まで社員の再就職先を探したり
会社の残務処理をしてから
X社様に再就職しました。
しかし
X社様での仕事も軌道に乗らず撤退し
人材紹介事業を営む
子会社の立て直しのため
出向しました。
A君にとっては
40代後半になって
初めての人材紹介事業です。
厳しく忍耐力が必要な営業には
定評のあるA君ですが
最初は多少の戸惑いもあったでしょう。
そんな折
突然、A君から電話がありまして
「武谷、今、近くに来ているから、お前の会社に寄ってもいいか?」
と、言われ快諾して
久しぶりに会いました。
A君:「武谷、突然すまんな。近くの銀行に営業に来たんだ」
私:「今日は35度。お前、汗が吹き出てるぞ!」
A君:「夏は暑いのが当り前や」
私:「お前、今はどんな仕事をしてるんや?」
A君:「X社の子会社で、人材紹介の仕事だよ。立て直しだ」
私:「おー、そうか。過去とは全然違う仕事やな。実際やってみてどうや?」
A君:「過去のSP広告の仕事とは違うけど、これはこれでありやな」
私:「そうか、営業は営業だもんな?」
A君:「そうなんよ。営業は営業。一生懸命やるだけ。 最後はお客さんが決める」
私:「本当にそうだな。俺も求人メディア営業もやってたから、よくわかる」
A君:「お前が独立起業してやっているのもわかるし、俺もイメージできる」
私:「お前は俺とは違って、組織を大切にする人間だから、独立しないでもいいよ」
A君:「ただ、人材紹介やってみて、自分のキャリアの選択肢が増えたよ。今日はありがとう」
と言って
吹き出して止まらない汗を
何度もハンカチでぬぐいながら
元気に帰って行きました。
50歳近くになっても
全く変わらない
「営業マインド」 と
その柔軟性や行動力
「さすが、尊敬する同期」
だと背筋が伸びました。
そんな
中年からたたき上げの
人材紹介コンサルタントA君が
営業部長になり
今は社長になって
率先垂範
人材紹介会社を率いています。
共に
永遠のプレイヤー
永遠の雑草でいよう!
(本日の1枚:ひまわりは元気をくれる ) *妻が絶やさず花を飾っています。
「生きているうち
はたらけるうち
日のくれぬうち」 みつを
合掌。