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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「リクルートの国内人材紹介売上1000億円」

「リクルートの国内人材紹介売上1000億円」

先日、知人から

リクルートの国内人材紹介事業の売上が

1000億円に到達したという

お話を伺いました。

1000億円の内訳は定かではありませんが

①リクルートのエージェント事業

②RGF

③リクルートエグゼクティブエージェント

④リクルートメディカルキャリア

⑤リクルートスタッフィングのTTP

などを合計すると

グループではそれなりの売上になるしょう。

リクルート全社の売上は

3兆円を遥かに超えていますので

その内の1000億円というのは

大した規模ではない気もします。

ただ、2000年頃の

人材紹介事業の売上が

100億円程度だった事を思い出すと

22年で10倍になったという事です。

この成長スピードが

速いのか? 遅いのか? 

それは別として

「1000億円事業になったのかー」

という、感慨があります。

もっとも

日本の人材紹介事業の市場規模も

6000億円に成長しましたので

最大手のリクルートが

1000億円と言っても

市場シェアは20%を切っている

という事になります。

昔は

30~40%の市場シェアがあったと思いますので

リクルート以外の新たな人材紹介会社が増えたり

パーソルキャリアやJACリクルートメントなど

他のエージェントが

大きく売上を伸ばしたという事ですね。

最近、実際に

パーソルキャリアの社員の方から

「売上は前年比140%で絶好調です!!」

というお話も伺いました。

リクルートの人材紹介事業が活況の一方で

「リクナビの業績はあまり良くないです」

という事も聞きました。

また、リクルートの事業部長クラスの方からは

「昔と違って、お金持ち企業だけじゃなくて、普通の会社もエージェントを使うようになったんですよ」

という、お話も伺いました。

そう言われると

「昔は、お金持ち企業ばかりリストアップして、ガンガン新規TELアポしてたなー」

「一人採用するために、200万円も使える会社は限定されていたからなー」

「しかし今は、普通の会社が、一人の採用に200万円も使うようになったんだ?」

と、思いました。

確かに

採用企業が自社の努力で

・母集団形成(求人広告の出稿)

・書類選考

・面接設定と面接選考

・合否連絡など進捗管理

・オファー面談(条件交渉)

・内定後フォロー

などなど、自社で全部やるとなると

広告費も手間(人件費)もかかりますし

ターゲット設定やポジショニングなど

採用市場での競争力も踏まえた上での

戦略も立てられないので

採用活動で失敗する可能性が高いです。

「そんな遠回りをするぐらいであれば、最初からエージェントに依頼した方が楽だし早い」

「それを考えると、一人に200万円かかっても仕方ない」

という事になったのかもしれませんね。

そう言えば、弊社も

社員がまだ5人・10人しかいない会社

そんなベンチャーや

スタートアップ企業からも

求人のご依頼をいただくようになっています。

時代は変わりますが

いつの時代も

「エージェントに求められる機能は何か?」

「確固たる介在価値はあるのか?」

という、ご要望の真理は変わりませんので

その軸だけはぶれない

プレイヤーであり続けたいと思います。

「いちずに一本道

いちずに一ツ事」                                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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