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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「社内ルールは少ない方がいい」

「社内ルールは少ない方がいい」

昔のリクルート時代

「制度より風土」 という言葉を

よく聞きましたが

今のリクルートは大企業ですから

制度(ルール)だらけで大変でしょうね。

「制度より風土」 とは

制度(ルール)で社員を縛るよりも

社員が自ずと正しい行動を取るような

健全な風土をつくる事の方が

マネジメントにおいて重要である

という意味です。

弊社にご相談にお越しになる

人材コンサンタルトの皆さんの中にも

「社内ルールがどんどん増えて息苦しくなりました」

という転職理由を話す方も

少なくなりません。

一方

ルールを増やさなければいけない

会社の立場もわかります。

人材紹介業は

企業の機密情報や

人材の個人情報を扱っている

責任の重い仕事です。

顧客情報の漏洩は許されません。

また、企業経営者や人事の方も

転職をご相談いただく方も

「人」 ですから

感情があります。

こちらの失礼や不注意な言動によって

ご苦情やお叱りをいただく事も多々あります。

会社としては

情報漏洩などの過去の事件や事故

クレームなどの失敗の事実を

経緯書と再発防止のためのレポートにまとめ保存して

社員教育に努める必要があります。

従って

規模の拡大によって

コンプライアンスやクレーム防止のための

レポートが増えてしまうのは

仕方ありません。

お客様に何度もご迷惑をかけられませんし

先輩が犯した失敗と同じ失敗を

後輩社員に犯させてはいけません。

ただ、何事も程度問題です。

・惰性的で長いウィークリー・ミーティング。

・話を聞かず、上司ばかりが話す 「1on1」。

・社内の既得権や陣取り合戦のためのルール。

・表彰より罰則が多い。

・お客様に関係ない細かい事もレポートが必要ですか?

などなど

ベテランや優秀なコンサンタルトほど

「そんな事に貴重な時間を使いたくない。お客様と自分のために時間を有効利用したい。」

と、ずっと以前から感じています。

新人や未熟な社員に対する

基礎的教育は欠かせませんが

制度(ルール)だけではなく

もっと風土で解決できないでしょうか?

「制度より風土」

この理想を捨てるのは簡単ですが

本当に強い会社をつくりたいのであれば

忘れてはいけない

大切な考え方だと思います。

「柔軟心

やわらかいあたま

やわらかいこころ

わか竹のような」                                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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