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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「達成率100%ではダメ」

「達成率100%ではダメ」

以前

人材コンサルタントのAさんから

お伺いした話です。

私:「Aさんが影響を受けた人は誰ですか?」

Aさん:「それは、Xさんという厳しい上司です。」

私:「Xさんに影響を受けた理由は?」

Aさん:「私は、達成率100%でいいと満足していたんですが、それではダメだと言われました。」

私:「どうしろと?」

Aさん:「200%達成を目指さないと成長しないよ、と言われました。」

私:「なるほどー。」

Aさん:「それから、二日でやっている事を一日で済ませなさい、と言われました。」

私:「当り前の事をやっていては成長しないと?」

Aさん:「そうなんです。あなたは普通の社員のレベルで満足するの? という事ですね。」

私:「それは、ツボを突かれましたね?」

Aさん:「はい、まんまと刺激されて、私も奮起してしまいました。」

私:「その後、どうなりましたか?」

Aさん:「200%達成できるようになって、MVPを獲得しました。」

私:「上司のXさんは、凄腕のマネージャーですね。」

Aさん:「はい、最初は頭に来ましたが、今では感謝しています。」

上司のXさんは

Aさんの潜在能力や性格を見抜いて

あえて厳しい要望をしたのでしょう。

今も昔も

「要望性の高い上司は良いマネージャー」

という事でしょうか?

幼少期から学生時代のプライドを

傷つけられるので

最初は本当に頭に来ますよね。

今時

上司との人間関係や

上司の言い方によっては

「パワハラ」 とも言われかねません。

そのギリギリの部分は

メンバー個々人の性格や

言う時、言う場所にも配慮する事が

求められています。

ただ、メンバーに要望しないという事は

「期待していない」 という事になりますので

やはり

「要望性の高い上司は良いマネージャー」

という核心は変わらないと感じます。

メンバーに対する期待を

「具体的にどのような言葉で伝えるか?」

という事が大切ですね。

「そのときの出逢いが

人生を根底から

変えることがある

よき出逢いを」                                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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