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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「余計な口癖で不合格」

「余計な口癖で不合格」

以前、人材コンサンタルト未経験の

Aさんが内定されました!!

Aさん、長い転職活動でしたが、あらためて、おめでとうございました。

1社目、2社目、3社目と面接には進むのですが

不合格になり苦戦していたんです。

不合格理由は、3社とも

「話し方が幼い」

でした。

事前に私が面談した時も、そう感じたのは事実です。

Aさん特有のクセがありまして

「正直な話、○○○なんですよ」

と、意味も無く初めに

「正直な話」という言葉を枕詞(まくらことば)のように付けるんです。

私も2時間の面談で

この「正直な話」という枕詞(まくらことば)を

50回ぐらい聞かされました。

従って

Aさんが面接に行かれる前に模擬面接を行いました。

それでも、長年染み付いたクセは簡単には直せませんね。

「正直な話・・・・・」 

「正直な話・・・・・」 

「正直な話・・・・・」 

と連発です。

私も堪忍袋の緒が切れて

私:「Aさんが正直な事はみんな知ってますよ!!

   なんでいちいち『正直な話』と言わなきゃいけないんですか?」

Aさん:「済みません。

    高校時代からのクセでどうしても出ちゃうんですよ。」

私:「高校時代から?

   どうして30歳になるまで

12年もあったのに直さなかったんですか?」

Aさん:「済みません。

    これでも何とか仕事はできたので・・・・・。」

私:「上司から指導されなかったんですか?」

Aさん:「済みません。

    上司も初めは指導してくれたんですが

    途中であきらめて

    逆に『正直な話』が私の代名詞になって人気者になったんです。」

私:「えー!!

   失礼ですが、もう笑うしかないですね。」

Aさん:「どうしたら直せますかね?

     私も直したいんですよ。」

私:「Aさんは、他人から質問されると慌てて答えますよね?

   慌てないで、1回呼吸してから話すようにしてください。

   Aさんは、呼吸する代わりに『正直な話』と言って間を取っているだけですよ。

   『正直な話』 と言いそうになったら

グッとこらえて呼吸してから、ゆっくり話してください。」

Aさん:「なるほど、わかりました。

     意識して呼吸するようにやってみます!!」

こんな感じで、何回も面接の練習をしたんです。

そして、内定した会社の面接練習では

ついに「正直な話・・・・・」 が

40分で2回しか出ませんでした。

そして、本番の面接では

緊張して5回ぐらい「正直な話・・・・・」が出たらしいですが

職務経歴はしっかりした人ですし

何とか内定を勝ち取る事ができたのです。

あ~、良かったですね。

私も正気な話、少々疲れました。

でも、Aさん、おめでとうございます!!

あきらめないで、よく頑張りましたね。

「いまから

ここから」                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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