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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「他社応募状況を聞くべきか?」

「他社応募状況を聞くべきか?」

人材コンサルタント(キャリアアドバイザー)の皆さんは

キャンディデートの方との初回面談の際

「現在の活動状況はいかがですか?

他にはどんな会社に応募されていますか?」

と、通常は質問しますよね?

少なくとも上司や先輩からは

ちゃんと聞くように指導されていると思います。

この質問には下記のような意味があると思うのです。

1 その方がどんな会社に応募しているかを聞く事によって本音や志向がわかる。

2 既に応募されている会社をだぶって紹介しないで済む。

3 選考がどの程度まで進んでいるかを知り、内定が出る時期のスピード調整を行う。

応募されている具体的な企業名に関しては

抵抗なくお答えいただける方が多いですが

稀に答えていただけない方もいらっしゃいます。

そのような方は

ご登録されているエージェントに口止めされているのでしょうか?

口止めなんてする必要ないのにね。

別に応募されている社名を知ったからと言って

まともな人材コンサルタントなら

その会社を誹謗中傷したりしません。

ただ明らかにブラックだとか

明らかにご本人の志向とずれていると思う場合は

自分なりの意見は申し上げます。

私の場合、アバウトな部分がありまして

他社応募状況を聞かない事も多いです。

ただ、私が質問しなくても

「実は、A社やB社にも応募しているんですが

武谷さんは、どう思いますか?」

などと、キャンディデートの方から

教えていただけるケースが多くて有難いです。

私は

「あまり細かい事を根掘り葉掘り聞かなくてもいいじゃん。

最後はご縁がある会社に決まるんだから。」

と考えているんです。

キャンディデートとクライアントとのご縁もあれば

キャンディデートと私とのご縁もあると考えています。

全てはご縁です。

だから、できるだけ恣意性を排除した方が良いと考えています。

「どうしても自分が担当するクライアントを選んでほしい!!」 と思うと

キャンディデートの方にも伝わりますよね。

私も人間ですから

当然そんな気持ちになることもあるのですが

そんな恣意的な気持ちが伝わると

キャンディデートの方に引かれるのがわかります。

そんな時は

「あー、いかん、いかん。」 と思って

一旦距離を置いて軌道修正します。

それでも

「この会社が絶対いいと思うな。この会社を選ぶべきだよ。」 と

自分の気持ちが強くなりすぎて

キャンディデートの方に逃げられる場合もあります。(笑)

成約が上がらず焦っている時に、このような失敗をしますね。

これで益々成約できなくなる。 ⇒ バッドスパイラルですね。

逆に順調な時は心に余裕があり

恣意的な気持ちも弱いので

キャンディデートの方に引かれる事もなく

自然と次々に成約できますよね? ⇒ グッドスパイラルです。

従って、成約できず焦っている時に

自分の中の恣意的な気持ちをいかに排除するか?

この部分のセルフコントロールが

スランプから早く抜け出すためには必要です。

これができない人は絶対独立起業しない方がいいですよ。

不安定で先が見えない仕事ですから

神経質な人は参ってしまうかもしれません。

良い意味で達観して

「別に、ご本人が行きたい会社に決まればいいじゃない?

何も自分が紹介する会社である必要はない。

全てはご縁だ。」

というぐらいの大らかな気持ちで

キャンディデートの方とご相談した方がいいです。

そういう穏やかで平和な気持ちでやっていると

必ず良い結果が訪れます。

「にんげんはねえ

 追いつめられると

 弱いもんだな

 ひとごとじゃない 

 自分のこと」                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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