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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「1社と一人が市場を形成している」

「1社と一人が市場を形成している」

人材コンサルタントの仕事は

個別のお客様(1社と一人)と真摯に向き合う姿勢が

全ての始まりだと思う。

その一方で

営業戦略を立案するためには

市場(マーケット)という塊に分類してみる事も重要だ。

業界と職種、大手とベンチャー、外資と内資

若年層とエグゼクティブなど

ある程度の塊ごとに切り分けて

それぞれの市場動向を分析・予測して

戦略的に開拓することも必要だ。

色々なタイプの人材コンサルタントがいるが、

理想は両方の視点を持った人だと思う。

「木を見て森を見ず」 ではなく

木も森も両方見ながら仕事をする。

個別の顧客対応に強く

市場を俯瞰して戦略や戦術を組み立てることもできれば

トップコンサルタントにもなれるし

組織のマネジメントもできる。

ただ、転職相談に来られるコンサルタントから時々このような話を聞く。

「うちの会社は1社と一人のお客様よりも

市場(マーケット)としてとらえる傾向が強すぎて

個別の顧客満足に関してはあまり関心がないように見える。

それが今回の転職理由です。

規模を大きくしたい、もっと売上や利益を上げたい。

そういう方針は理解しているつもりだが

市場という大くくりの話だけでいいのだろうか?

今こそ個別の顧客満足や個別の事例を意識的に取り上げ話題にして

この仕事の本質ややりがいを社員全員で共有するべきじゃないか?」

顧客志向が強いプレイヤーのご意見としてはもっともだ。

現場のコンサルタントの視点と

経営者やマネージャーの視点とのギャップもあるだろう。

それぞれの役割が違うので

全く同じ視点にはならないかもしれないが

市場という塊と個別の顧客との両方を意識的に見ていく必要がある。

経営者やマネージャーも忙しいだろうけど

意識的に個別のお客様に接するように努力すべきだろう。

会議が多くて大変だけど

顧客接点を増やせば気分転換にもなる。

幸い私の周囲にはプレイング社長で頑張っている方が多く大変刺激を受ける。

この仕事は

プレイヤーじゃなくなると魅力がなくなる人も多い。

だから、私も体が動かなくなるまで

生涯プレイヤーを続けるつもりだ。

「ひとつの事でも

なかなか思うようには

ならぬものです

だからわたしは

ひとつの事を

一生けんめい

やっているのです」                            みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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