「大企業だから入社します？」

未だに規模を第一条件に会社を選ぶ人がいる。

ただ

「社名も知らない中小企業の事はわからないから

とりあえず大手企業に行くしかない」

という気持ちはわかる。

規模で選ぶ理由は色々だが

それもその人らしさの現れだから

取りあえず言い分は聞きたい。

もちろん、規模で選んで正解の人もいる。

しかし、何にでも表と裏、メリットとデメリットがある。

例えば、下記のような事だ。

・規模が大きいから安定している。⇒　大きいから自分が思うように動かない。

・規模が大きいから優秀な社員が多い。⇒　脇役に回る社員も多い。

・規模が大きいから大きな仕事ができる。⇒　仕事が細分化され全体像が見えない。

・規模が大きいから給与が高い。⇒　横並びで少しずつしか上がらない。

・規模が大きいから倒産しにくい。⇒　大きいからマクロ経済の影響を受けやすい。

物事は表からも裏からも

右からも左からも

過去・現在・未来と言った時間軸からも

様々な角度で考えて見ないといけない。

親が言ったから

先生が言ったから

友達が言ったらから

マスコミが報道してるから

というように、周囲や世相に流されず

自分の頭でリセットして考えてみないと意味が無い。

自分で考えずに

就職活動や転職活動をしても

自分の人生における意味が薄まってしまう。

無意味とは言わないまでも

大きな価値は伴わない。

わからないなりに、調べる、考える、動いてみる。

そして、最後は感じてみる事だ。

最後は、「考える」　のではなく　「感じる」　のだ。

ほとんどの人は

最後は感じて決める。

わからないなりに模索していると

最後は本当の自分を感じられるようになる。

「自分が本当は何を欲しているのか？」

何となく感じられるようになる。

そこまで行けば

あとは感じたままに進めばいい。

これまで生きてきた自分の感性を信じる。

過去の成功も失敗も

現在の状況も気持ちも含めて

明日はどうなりたい？

今日と同じような平穏な日にしたいか？

波乱があっても刺激的な日にしたいか？

地道に安全にやりたいか？

派手に勝負したいか？

お金はたくさん欲しいか？

人並みでいいか？

主役になりたいか？

脇で支えたいか？

自分で選ぶのなら

どっちでもいい。

自分の人生を生きよう。

だから、規模で会社を選んでもいい。

ただ、調べて、考えて、動いて、感じてみて決められたら

きっと良い選択になるだろう。

それでも、ラッキーな人は何も考えずに決めても成功する。

そうでない人は考えて決めても失敗する。

そうしたら、もう一度

調べて、考えて、動いて、感じてみて決めたらいい。

前の選択とは少し違う感覚で選べるかもしれない。

でも、本当は決めた後が大事なんだけどね。

就職・転職先を決める時より

決めた後

入社・転職した後の方が大事だね。

これって、なかなかわからないんだよね。

しばらく時間が経たないとわからないよね。

でも、次に活かせばいいんじゃない？

「にんげんだもの」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。