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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「成功報酬型のコンサルタントには興味がない?」

「成功報酬型のコンサルタントには興味がない?」

以前

優秀なヘッドハンターのAさんが

ご相談にお越しになりました。

10年以上

リテインドサーチ(前金)のヘッドハンターをやっており

実績も十分です。

厳しいサーチ会社で

切った張ったの営業をやってきた人です。

従って、今後の希望条件は下記のようなものでした。

1 エグゼクティブ・サーチを継続してやりたい。

2 成功報酬型の人材紹介会社では物足りない。

  やはり、切った張ったのリテインドサーチ(前金)をやり続けたい。

3 ベースサラリー800万円以上

私:「Aさんは、なぜそこまでリテーナーにこだわるんですか?」

Aさん:「本当に自信があって

クライアントに大きな付加価値を提供できるのであれば

前金をいただくのが当り前だと思いますよ。」

私:「Aさんは、そこまで大きな付加価値を保証できるんですね。

前金をいただくと

クライアントにも自分にも余計なプレッシャーがかかりませんか?」

Aさん:「それぐらいのプレッシャーや責任を背負って

クライアントと対峙する覚悟がない人には

     リテインドサーチをやる資格はないと考えています。」

私:「そこまで腹をくくっていらっしゃるのであれば

私が申し上げる事は何もありません。」

「よし、そこまで言うなら厳しい会社を紹介してやろう!!」

と思い、3社ご紹介しました。

私:「それでは、この3社はどうですか?」

Aさん:「あー、その中のX社は既に自分で応募しています。」

私:「そうですか?

   じゃあ他の2社はどうですか?」

Aさん:「おもしろそうですね。

     応募してみます。」

私:「わかりました。

   両社の社長に会うだけでも応募する価値があると思います。

   両社に対して必ず良い印象を持たれるでしょう。」

Aさん:「最初から社長に会えるんですか?」

私:「はい。

   私がお願いすれば必ず会っていただけます。」

Aさん:「楽しみです。宜しくお願い致します。」

結局、当社から2社にご応募いただき

両社とも面接では好感触でした。

そして、ご自分で応募されていたX社様も好感触でした。

しかし、最終的には

私がご紹介したY社様に決めていただきました。

それも他2社の採用条件提示の前に

辞退されて決められたのです。

Aさんが内定受諾された

Y社様の規模は最も小さくインフラも脆弱です。

立ち上げに近いステージの会社です。

しかし、Aさんが希望条件として挙げていた

1 エグゼクティブ・サーチを継続してやりたい。

2 成功報酬型の人材紹介会社では物足りない。

  やはり、切った張ったのリテインドサーチ(前金)をやり続けたい。

この二つの希望条件に最も合致していたのがY社様でした。

最も尖がっているエグゼクティブサーチファームがY社様でした。

従って、他2社の採用条件も見ないで辞退されて

Y社様に決められたのです。

できそうで、なかなかできない決断ですね。

私は、このサムライ・ヘッドハンターAさんの英断を支持します。

会社の規模や給与条件より

自分が本当にやりたい仕事を

優先条件として決断されたからです。

新天地でも必ず素晴らしい業績を

上げるだろうと確信しました。

実際、有言実行でトップコンサルタントとして

ご活躍されています。

「どろをかぶらずに 

ほんものの仕事はできぬ」                             みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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