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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「退職する人。残る人。それぞれの言い分。」

「退職する人。残る人。それぞれの言い分。」

昨年はコロナ禍で

人材コンサルタントの業績が悪くなり

会社の業績も雰囲気も悪くなった

というケースも多かったです。

その結果

①退職した人。

②何とか我慢して、今の会社に残った人。

③コロナを跳ね返して、高業績を上げた人。

という感じで、概ね三つのタイプに分かれると思います。

深い理由はご本人にしかわからない部分がありますし

最後は個々人の選択です。

仲介業者の私としては

①②③どのケースに関わらず

できるだけフラットに先入観を持たず

皆さんのお話を傾聴するように心掛けております。

皆さん、人間ですから

在籍されている企業に対して

ネガティブな意見もあるし

ポジティブな意見もあります。

・業績悪化に伴って、会社が急にリストラを始めた。

・以前に増して、KPI管理が厳しくなった。

・緊急事態宣言下なのに、強制的に出社させられている。

・年収が大幅に下がった。

・短期的な組織改変が多くて、落ち着いて働けない。

などなど、不満をあげるとキリがありません。

その一方で

「昨年は確かに辞めた人が会社としても部署としてもに多かったです。

私の部門は●人一気に辞めてしまい、結構大変でした。

あまりに同タイミングで●人も辞めてしまったので、

私も上司からはかなり心配されましたが、

前職の方が離職率が高かったのであまりなんとも思いませんでした。(笑)

おっしゃる通り、会社の成長ステップとして仕方なかったのだなと思っています。

(辞めてしまったのは『やっぱり…。』と思う方ばかりでした)

会社として目指す本質は明確であると思っているため、

もっと色々なことを吸収して、

自分のスキルアップと共に会社に貢献できればと思っています。

頑張ります!」

というような、大変前向きな意見もあります。

同じ人材コンサルタントでも

これだけ大きな違いがあります。

更に、現場のコンサルタント、マネージャー、部長、役員など

役職や責任、立場によっても

物事の見方や見解が大きく違います。

「本当は言いたくないけれど

自分の役職や責任として

メンバーには厳しい事を言わないといけない。

業績が悪いとか、KPIも達成できていないとか

改善努力が見られないとか

そういうメンバーには厳しい事を言わざるを得ない。」

と、おっしゃって悩んでいる管理職も多いです。

これはこれでストレスが高いですよね。

個人的には

「普段のコミュニケーションが少ない」

という事が原因だと考えます。

景気が良くても悪くても関係なく

普段からお互いに本音で

コミュニケーションを取っていれば

簡単に信頼関係は損なわれないと思います。

平常時からお互いに興味関心を持って

積極的にコミュニケーションを取っていれば

急に信頼関係が損なわれる事は無いし

急に業績が落ちる事も少ないし

仮に業績が落ち込んでも

多くの退職者が出る事は無いと思います。

「それが、なぜできないのか?」 というと

マネージャーもメンバーも

内向きの無駄な仕事が多過ぎて

一番大切なコミュニケーションを取る時間が

不足しているからではないでしょうか?

従って、不要不急の社内業務をいかに減らすか?

そんな社内業務のリストラが必要だと考えます。

こんな時こそ、社長さんに

「みんな、お客様の方を向いて仕事しようぜ!!」

と、言っていただきたいです。

「間口をひろげると

奥行は浅くなる」                                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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