ホーム > 社長ブログ > 「エンジニアから人材コンサルタントへ」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「エンジニアから人材コンサルタントへ」

「エンジニアから人材コンサルタントへ」

先日、優秀なエンジニアのAさんと

ご相談させていただきました。

有名大学の工学部を卒業して

東証一部上場メーカーに勤務されており

英語もできます。

日本の基幹産業、製造業を支える 「宝」 です。

そんなAさんが

「なぜ、人材コンサルタントに転職したいのか?」

大いに疑問でしたので

「転職に関しては慎重に考えてもらおう」

と思って、面談に臨みました。

私:「Aさんは、これまで順調にエンジニアの道を歩んで来られたのに

   なぜ、人材コンサルタントに転職したいと考えていらっしゃるのですか?

   これまで積み上げたキャリアがもったいないと思いますが。」

Aさん:「普通はそう思われるでしょうね。

     ただ、私にもそれなりの理由があります。」

私:「今日は、その辺の事情や動機を集中的に伺いたいです。

   どんな理由でしょうか?」

Aさん:「はい。理由は主に三つあります。

     ①自分が開発した製品に対するエンドユーザーの評価がわかりません。

     ②これまで自分が人事異動した時に、将来のキャリア形成に関して考え直しました。

     ③元来、人とのコミュニケーションが好きで、人材紹介業に興味があります。」

私:「なるほど。

   よく伺う動機です。

   要するに、お客様(人)とダイレクトに接して

   自分の仕事を評価されたいのですか?」

Aさん:「はい。

     今のように間接的ではなく

     お客様(人)からダイレクトに評価されたいのです。」

私:「なるほど。

   ただ、評価されたり感謝される事もありますが

   逆に、クレームを受ける事もありますよ。」

Aさん:「はい。

     それは覚悟しています。

     クレームがあれば

     それを反省材料として改善し成長したいと思います。」

私:「Aさん、人材コンサルタントの仕事は営業的ですが

   それは覚悟されていますか?」

Aさん:「そのようですね。

     営業経験が無いので、そこが一番不安な点です。

     ノルマを達成できなければ

     クビになるのでしょうか?」

私:「中にはそういう会社もありますよ。

   少なくても、目標達成意欲や行動意欲や学習意欲を

   常に高いレベルでキープできないと

   長期間続けられませんよ。」

Aさん:「そうですよね。

     未知の世界なので

     今の私には 『頑張ります』 としか言えません。

     勤務地はどこでもいいです。

    年収も下がって当り前だと覚悟しています。」

私:「『頑張ります』 だけではダメです。

   会社が与えてくれる求人と人材の

   マッチングだけなら誰でもできます。

   求人も人材もAさん自身がリソース開拓できないと

   一人前の人材コンサルタントとは言えません。」

Aさん:「それは相当ハードルが高いですね。

     でも、そこを目指して一人前になりたいです。」

私:「新卒時代に戻った覚悟で

   白紙になって貪欲に行動して

   貪欲に学んでください。

   その覚悟を面接で伝えてください。

   その覚悟を入社後実践すれば

   しっかり教育してくれる人材紹介会社はあります。

   Aさんに、本気の覚悟があれば

   そういう教育熱心な会社をご紹介します。」

Aさん:「わかりました。

     ありがとうございます。

     全力を尽くしますので

     是非、紹介してください。」

    

今後の面接次第で

Aさんが更に前向きになるのか?

自信を無くしてしまうのか?

それを注視したいと思います。

一方、多くの元エンジニアの方々が

人材コンサルタントとしてご活躍されています。

それを考えますと

「人の職務適性は一つではない」

という可能性を感じています。

実際、Aさんは清潔感があり

明るく前向きで柔軟性も豊かです。

本気のチャレンジを全力でサポートさせていただきます。

「アナタの主人公は

アナタなんだよなあ」                                     みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ