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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「コンサルタントの転職活動が加速してきた?」

「コンサルタントの転職活動が加速してきた?」

お盆明けから

今月にかけて

転職相談のお問い合わせが

顕著に増えてきました。

その方々は

第一線でご活躍中の

人材コンサルタントが多いです。

先日、ご相談させていただいた

プレイングマネージャーのAさんも

そのお一人です。

私:「Aさん、こんなに若くしてマネージャーなんて

   出世頭ですね。」

Aさん:「そう言われるとそうかもしれません。」

私:「その若さで年収2000万円ですか?」

Aさん:「いや、今年は1800万円ぐらいになると思います。」

私:「周囲から見たら

   恵まれた環境に見えますが

   なぜ、転職を考えているんですか?」

Aさん:「お金の問題じゃないんです。

     年収は下がってもいいです。

     現場の状況が理解されず

     適切でスピーディーな

     経営判断がされない事が

     私や他のコンサルタントの悩みなんです。」

私:「なるほど。

   ただ、現場の状況を経営陣に伝えて

   会社を正しい方向に動かすのが

   マネージャーの仕事ですよね?」

Aさん:「その点、力不足は私も自覚しています。

     しかし、部長とは情報共有できていますが

     その上の役員や社長には

     現場の意見が理解されません。」

私:「それはなぜですか?」

Aさん:「社長も役員も天下りで

     人材紹介業の経験が無いのです。」

私:「未経験者が社長や役員をやっているんですか?

   最近のあるあるですね。」

Aさん:「経験が無くても

     勉強したり、現場を知ろうとする姿勢があれば

     いいと思いますが

     それが全く感じられません。」

私:「その結果、今の御社はどんな状況ですか?」

Aさん:「コロナ不況対応が後手後手になって

     急速に収益が悪化しています。

     そのために

     コンサルタントの給与を下げようとしています。」

私:「経営責任をコンサルタントに押し付けるとは

   卑怯な経営者ですね。」

Aさん:「そうなんです。

     何の手も打たずに

     責任を現場のコンサルタントに押し付ける事が

     私は許せません。

     また、同僚のコンサルタントも

     モチベーションが落ちてきています。」

私:「Aさんは、マネージャーとしてどうしますか?」

Aさん:「人材紹介会社は

     今の会社しか知りませんし

     ここまで育ててもらった

     恩義も感じています。

     だから、できれば今の会社で

     頑張り通したいです。」

私:「そうですね。

   Aさんの役割としては

   もう少し頑張ってみてください。」

Aさん:「はい、そうですね。

     ただ、武谷さん

     本当にダメな時は

     まとめて数十人連れて退職しますので

     その時は宜しくお願い致します。」

私:「数十人ですか?

   売れないコンサルタントでは

   お役に立てませんよ。」

Aさん:「いいえ、業績の良い数十人です。

     できる人たちです。」

私:「そうですか。

   Aさんは人望がありますね。

   そんな精鋭揃いであれば

   スピンアウトして独立した方がいいですよ。」

Aさん:「はい。

     それも視野に入れて考えています。」

私:「わかりました。

   資金面や経営面での

   良い協力者も探せますので

   そういう人もご紹介しますね。」

Aさん:「ありがとうございます。

     色々な選択肢を検討しますので

     是非、宜しくお願い致します。」

Aさんのような

現場の核となっている

マネージャーや

業績上位のコンサルタントに

愛想をつかされると

会社としても厳しいですね。

経営陣の皆さんは

今こそ現場の状況を知る努力をしていただき

大切な社員が流出しないような

手を打ってください。

「やれなかった

やらなかった

 どっちかな」                                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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