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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「人材紹介会社の今期業績予測は?」

「人材紹介会社の今期業績予測は?」

2008年から2009年あたりに

リーマンショックを経験したからか

今回のコロナ・ショックにおいて

「特に、大手人材紹介会社は

意外と落ち着いているな。

10年コツコツ内部留保してきたしな。」

とも思いますが

「まだ、コロナ不況の実態予測ができていないので

不気味で何とも言えないよ」

という所が本音だろうと感じています。

そんな不透明感の中で

とにかく懸命に目先の数字を追っている

感じを受けています。

皆さん、大変お疲れ様です。

くれぐれもお体に気を付けてお過ごしください。

リーマンショックより広範囲で

被害は全世界に未だ拡大中です。

はるかに傷も深いと思いますが

まだ、その経済的被害実態と申しますか

今後波及してくる影響の大きさを

各社がつかめていません。

大手人材紹介会社の経営幹部の方も

「正直、今回はどうなるかわかりませんよ」

と、おっしゃっています。

実際

大手人材紹介各社のIR情報では

今期業績予測に関しては

「現時点では

コロナ・ショックの影響が

どの程度あるかわからないので

今期業績予測の発表を据え置きます」

としています。

おそらく、各社の

4~6月の第一四半期の決算発表時に

今期業績予測が発表されるでしょう。

私がお客様から伺っている範囲ですと

大手各社の目標達成率は

多少の凸凹がありますが

70%程度ではないかと想像しています。

今期目標は前期実績の110%程度で

設定している会社が多いので

1.1×70%=0.77(前年比77%)

従って

業績が良い会社でも

前期比80%程度で

前期実績マイナス20~30%程度の

業績進捗ではないかと

勝手に想像しています。

マイナス20%だと

社員のボーナスやインセンティブの減額によって

少し利益が出るかもしれませんが

マイナス30%だと

なかなか利益は出ないでしょう。

それに対して

景気の影響を受けにくい産業、職種や

成長企業やエグゼクティブ領域に強みを持つ

特化型エージェントは

多少は苦しみながらも

着実に利益を出してくると思います。

このようなブティック型エージェントの中には

給与水準が非常に高い会社があります。

ここ数年来

大手人材紹介会社から

上記のような少数精鋭の

ブティック型エージェントに転職される

シニアコンサルタントの方が

着実に増えています。

一方

大手人材紹介会社は

コロナ・ショックの影響が大きく

人材コンサルタントの採用活動は

凍結されています。

早くコロナが収束して

業績回復される事を祈っておりますし

必ず復活すると信じて応援しております。

しかし、今はしばらくの我慢ですね。

そんな状況の中で

「大手からブティック型エージェントへ」

という流れが進んでいます。

当社のクライアント構成も

自然と変化しています。

その結果として

FEE平均も

大幅に高い金額で推移しています。

年収が高いシニアコンサルタントや

プレイングマネージャーの方が多いからです。

大手人材紹介会社様が厳しい時ではありますが

おかげさまで

特化型エージェント様の

恩恵を受けています。

ハイレベルな求人で大変難しいですが

素晴らしいクライアントと

素晴らしいキャンディデートに

心より感謝致します。

誠にありがとうございます。

「おかげさん」                                     みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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