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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「もっと早く退職させてください?」

「もっと早く退職させてください?」

11月に 「退職願」 を提出し辞意表明したのに

「2月末まで辞めさせない」 と言われている

現役コンサルタントのAさんが

いらっしゃいます。

法的には辞意表明から2週間で辞められますが

最近、長期化するケースが増えていますよね。

Aさんの場合は、辞意表明から退職までに

3か月もの時間を要する事になります。

役員から

「円満退職したいのであれば

自分の責任を全うし

そこまでやって辞めなさい」

と、言われています。

確かに

Aさんは優れたプレイングマネージャーなので

自分のクライアントを担当しながら

複数のメンバーの育成もされています。

ただ、それにしても

3か月は長過ぎではないでしょうか?

この間、内定された転職先の企業は

我慢して待ち続けなければいけません。

今の会社を円満に退職する責任もありますが

転職先の企業を長期間待たせる責任もあります。

Aさんの会社では

他にも辞めるメンバーがいらっしゃるので

同時に複数のコンサンタルトの

クライアントの引継ぎが必要になります。

引継ぎ先のメンバーを決めたり

色々と社内の段取りがあるので

「2月までいてくれ」 との言い分もわかります。

ただそもそも、特に12月末とか3月末とか

同時に複数の社員が退職する時期ですよね?

小さな会社ではないし

そんな事ぐらいは予測して

人員補強しておくのが

マネジメントの仕事ではないでしょうか?

「引き継ぐ社員がいないのであれば

一旦、役員自信が引継ぎいでください。

役員というものは

会議ばかりやっているのではなく

このような非常時に緊急出動するのも

役割の一つですよ。」

と、申し上げたいですね。(笑)

「つまらないKPI管理や会議ばかりやって

いったい幾らの給料をもらっているんですか?」

とまでは言い過ぎですかね。(笑)

このような引き留めが入って

転職先への入社日が延びれば延びるほど

転職先企業の責任者様も

「難しい事情は理解するけれど

その難しい状況を何とか突破して

できるだけ早く入社するのが

コンサンタルトの力量でしょう。」

と、だんだんジリジリした気持ちになりますよね。

「入社いただく方には

円満退職してほしいけれど

100点満点の円満退職はないから

どこかで割り切って

やっぱり早く入社してほしいな」

というのが採用側の心理でしょう。

従って

「円満退職してください」 とは申し上げますが

「100%今の会社の言いなりにはならないで

強い気持ちで乗り切ってほしい」

という事です。

ここの加減をご理解いただき

上手な退職交渉をしていただきたいと思います。

もちろん、我々もエージェントとして

精一杯アドバイスさせていただきます。

転職先の企業にも

遂行すべき事業計画や人員計画があります。

今の会社に感謝しつつ

円満退職を目指しながらも

「言いなり」にならないで

最後は強い気持ちで貫いてください。

人材コンサルタントの仕事には

最後にその強さや踏ん切りが必要です。

大変でしょうが、ご入社日まで

全力でフォローさせていただきます。

「そのとき

どう動く」                                       みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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