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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「エリートマネージャーの涙?」

「エリートマネージャーの涙?」

以前からSNS友達だったAさんは

大手人材紹介会社のエリートマネージャーです。

SNSであっても

メールのやり取りで

「Aさんは、仕事ができる人だ。

 只者じゃない。

 この人は将来

 今の会社で役員になるだろう。

 転職などしないだろう。」

と思っていました。

ところが

人生は何が起こるかわかりませんね。

突然、Aさんから

「転職の相談をしたいので

 是非、お会いしたいです。」

とのご連絡をいただき驚きました。

その後、Aさんと初めて直接お会いして

お話を伺いました。

私:「Aさんが転職を考えるなんて

   驚きましたよ。」

Aさん:「自分でも驚いています。

     自分が転職を考えるなんて

     今まで思ったこともありませんでした。」

やはり、予想した通り

Aさんはロジカルで切れ味が良く

且つ、情熱を持っている好人物でした。

そんなエリートマネージャーのAさんが

転職を考えるという事は

それなりの複雑な事情がありました。

私:「Aさん、わかりました。

   今日、ご紹介した3社の中で

   ご関心がある会社があれば

   じっくりご検討いただき

   後日、お教えください。」

Aさん:「わかりました。

     じっくり、でも早く検討して

     返事をします。」

その後、すぐにAさんから返事をいただきました。

Aさん:「武谷さん、3社の中から

     あえて最も発展途上の

     X社に応募したいと思います。

     まだまだこれからという会社で

     暴れてみたいです。」

との事で、私からは1社だけご推薦しました。

気になったのは

面接日が少し先の日程になってしまった事でした。

案の定

X社の一次面接通過のご連絡をいただいた時には

既に、Aさんは、ご自分で応募された会社に

とんとん拍子で内定されていました。

Aさん:「済みません。

     折角ご紹介いただいたのに

     辞退することになってしまい

     X社様にも、武谷さんにも

     大変申し訳ございません。

     非常に良い雰囲気の会社だったのですが・・・。」

私:「しかし、第一志望の会社に内定されて

   良かったですね。

   おめでとうございます。」

Aさん:「ありがとうございます。

     自分でも、これ以上望めないような条件で

     採用していただき、満足しています。」

私:「良かったですね。

   ところで、Aさん、今の会社を辞められるんですか?

   これまで大切に育てられ

   とても期待されていますよね?

   退職交渉は大丈夫ですか?」

という、私の質問に対して

下記メールのご返信をいただき

感動しました。

『武谷様

お世話になっております。

ブログに登場させていただけるなんて光栄です。。

良い事も悪い事も、武谷さんに書いていただけるなら本望です。

退職交渉についてですが、すでに終了しており、

●月末退職、〇月末が最終出勤日となっております。

最後まで役員、その他役職者からの引き留めがありました。

ただ、●●年も勤めた社員が決めた事は尊重しなければならず、

相当な決心での転職であった事は理解出来るとの事で、

最後は当社での経験に自信を持ち、外の世界を見て来いと

送り出していただきました。

これだけ長い期間働いた社員というのは、

本当に目に入れても・・

という存在なんだなと思いましたし、

役員からも

「子供を送り出す気持ちだ」 と言われました。

ここの社員で良かったなと思ったら、さすがに涙が出ました。

期待に応えられるよう、初心に戻り頑張る所存です。

武谷さんもどうかご自愛ください。』

Aさん、素晴らしい会社で勤務されましたね。

この会社で学ばれた事を活かして

新天地での

これまで以上のご活躍を期待しております。

今後とも宜しくお願い致します。

「そのときの出逢いが

 人生を根底から

 変えることがある

 よき出逢いを」                                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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