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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「応募意志確認はしっかりと。倫理観を忘れるな!!」

「応募意志確認はしっかりと。倫理観を忘れるな!!」

人材紹介会社によって

キャンディデートに対する

「応募意志確認」 をしっかり行っている会社と

あいまいにしかやっていない会社とが存在します。

「応募意志確認」 というプロセスは

エージェントとしての 「倫理観」 を問われる

大変重要なポイントです。

例えば、私は

初対面のキャンディデートから

その場で 「応募意志確認」 を取りません。

相手が1日でも早く応募されたい場合は例外として

「今日は、一度お持ち帰りいただき

 じっくりご検討いただいた上で

 ご返答ください」

と言って、一旦お引き取りいただきます。

その上で

「是非、応募させてください!!」 と

ご返答いただいた方だけを

クライアント企業に推薦させていただきます。

一方

「応募意志確認」 をあいまいにやっているエージェントは

全然違うやり方をします。

(幾つかの例)

1 「とりあえず、ご希望に沿った会社に

  ざっと打診させていただきますので

  面接希望の連絡が入ったら

  お知らせしますね。」

⇒ 「打診」 という言葉でごまかして

   実際には不特定多数の企業に応募書類を流しています。

   労働局に言えば、すぐに監査が入り、「業務改善命令」 か

   悪質な場合は、「営業停止」 「免許停止」 になりますよ。

   いいんですか? そんないい加減なやり方で。

2 「とりあえず、ご希望に合いそうな会社を

  30~40社持って来ましたので

  この場で見ていただいて

  興味がある会社を10社程度ピックアップしてください。

  善は急げですから、早く応募しましょうね。」

⇒ キャンディデートに考える暇を与えない

   完全な 「流れ作業」 ですね。

  10社ピックアップしたら

  10社にキャンディデートの個人情報が送られます。

3 電話やメールで

  「どんな業界のどんな会社に興味がありますか?

   できれば、社名をお教えください。

   その会社の求人があれば

   すぐに打診させていただきますよ。」

⇒ 上記1に似ていますが

   更にスピードアップして

   まともな面談もせず

   企業に紹介してしまうという荒業です。

4 未だに 「マスキング打診」 をやっている。

  応募書類の中の 「個人名」「住所」「連絡先」は隠した状態で

  クライアント企業に履歴書と職務経歴書を持参して

  面接したい人を選んでもらう。

  選ばれた人には

  「貴方は見事に選ばれました!!

   応募しないと損ですよ!!」

  とたきつける。

⇒ リクルートキャリアで大問題になり

  20年前に全面禁止になった

  前時代的で、且つ、個人情報保護を脅かすような

  危険行為を未だにやっている会社が存在します。

  それも、上場企業ですよ。

次元が低過ぎますよね。

そこまでして

業績を上げないといけませんかね?

「お父さん(お母さん)は、こんな仕事をしているんだよ」 と

胸を張って

子供に話せますか?

こんなエージェントが無くならない限り

この業界は

どこまで行っても

ダメだと思います。

「いまから

 ここから」                                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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