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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「貴方の会社を親友に紹介できますか?」

「貴方の会社を親友に紹介できますか?」

そう言われると

「うーん、どうかな?」

と悩む人も多いでしょう。

自分がとてもハッピーで

「自分と感性が似ている親友もハッピーになるに違いない」

と確信できれば

「一緒に働こうよ」

と誘う事もできるでしょう。

しかし、そのように確信できる会社って

そう簡単には見つかりませんよね。

逆に、親友から

「今の会社は辞めたい。

 お前の会社の方が楽しそうだから誘ってよ」

と言われたら、考えますけどね。

転職後、前の会社の同僚をたくさん誘う人がいます。

好きな同僚を善意で誘う人が多いと思います。

「そのまま、その会社にいるよりも

 うちの会社に転職した方がいいよ」

実際にそう思ってるから誘うのだと思います。

ただ、誘うからには、それなりの責任が発生しますから

私自身の経験も思い出すと

慎重に考えた方が良いと考えます。

自分が転職したばかりですと

まだ、新たな環境に馴染めずに

不安定な心理状態になりがちです。

そんな時、気心の知れた仲間が欲しくなって

ついつい前の会社の同僚を誘ってしまう事もあります。

しかし、そんな場合こそ、よく考えないといけません。

「親友は、この会社に転職したら

 本当にハッピーになれるのだろうか?」

「親友を誘う前に

 まずは自分自身がしっかりと

 この新たな環境に馴染んで

 周囲からも認められる実績を

 上げないといけないのではないか?

 もし、それができなければ

 安易に親友を誘ってはいけないのではないか?」

という事ですね。

しかし、新たな環境で前の会社以上の実績を上げる

という事は大変な事です。

・社風が違う。

・営業方針が違う。

・一緒に働く人が違う。

・クライアントやキャンディデートなどのリソースが違う。

・業務フローが違う。

・人事評価制度や給与制度が違う。

同業界の会社でも違う事だらけです。

本当に 「ここまで違うか?」 というぐらい違います。

従って、親友を誘う時は

自分が新天地で十分な実績を上げて

周囲にも認められ

社風にも馴染んで

「私が親友を必ず守れる」

という確信ができない限り

安易に誘ってはいけないのだと

昔を思い出して考えます。

親友と言えども

自分は自分

他人は他人です。

安易に誘って

他人の人生を狂わせてはいけません。

「にんげんはねえ

 追いつめられると

 弱いもんだな

 ひとごとじゃない

 自分のこと」                               みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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