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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「蛇足」=「しゃべり過ぎて自らドツボにはまる」

「蛇足」=「しゃべり過ぎて自らドツボにはまる」

面接に臨まれるキャンディデートの方から

「面接で 『これだけは言ってはいけない』 『これは禁句です』
 というような事はありますか?」

という質問を時々お受けします。

在籍されている会社や上司の悪口など

常識的に考えて言うべきでない事以外は

面接で言ってはいけない事は基本的には無い、と考えています。

ご自身の考え方や志向は率直にお伝えした方が

面接官の理解も深まりますし

結果としてミスマッチも少なくなります。

ただ、「質問されてもない事に関して、あえて話さなくてもいい」

という点は、面接での大きなポイントだと思います。

端的に申し上げると

「自分にとって有利でない事は、あえて話す必要はない」

という事です。

当り前の事ですが、意外と多いのがこの失敗です。

「蛇足」=「しゃべり過ぎて自らドツボにはまる」

面接本番での緊張のせいですかね?

真面目で正直な方ほど、この失敗をしてしまいます。

「自分の全てを正直にお話しすべきだろう」

「自分の弱点もわかっていただいた上で評価していただこう」

という気持ちもあるのだと考えます。

多くの面接官は

その人の長所・短所のどちらも読み取っていると思います。

従って、あえて自分の短所を強調して話す必要はありません。

やはり面接は自己PRの場ですから

短所より長所を印象づける事が大切ですね。

相手に好印象を持っていただくのも不可欠な能力ですので

堂々と自己PRしてください。

聞かれてもないのに

過去の失敗経験や自分の短所に関して話すのは要注意です。

失敗や挫折から学んだ事や

そこから立ち直って成功した話は良いと思います。

ただ、そのような事は、話し方がデリケートで難しいので

ある程度の話術が必要です。

従って、多くの方の場合は

質問されない事に関しては、あえて話さない方が安全です。

これは、人材紹介コンサルタントの仕事でも同じ事が言えます。

必要ない話を削ぎ落し

端的にわかりやすく情報を伝える能力は大変重要です。

ビジネスでもプライベートでも

コミュニケーションとは

「自分が伝えたい事をただ話す」 のではなく

「相手がどのように解釈するか?を意識して話す」

という事が大切ですね。

「ひとの世の幸不幸は
 人と人とが逢うことから
 はじまる
 よき出逢いを」                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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