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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「疲れ切ったキャリアアドバイザーの悩み」

「疲れ切ったキャリアアドバイザーの悩み」

昨年、ご相談にお越しいただいた人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の

Aさんから伺ったお話です。

私:「Aさん、今回はどのようなご相談ですか?」

Aさん:「はい。

     前職の人材紹介会社では一気通貫(両面型)スタイルでしたので

     自分で 『この人なら行けるだろう!!』 という自信を持って

     クライアント企業にご紹介していました。」

私:「なるほど。

   現職はどうですか?」

Aさん:「はい。

     そこが今回ご相談したい点です。

     分業制なので、クライアント企業の実像が見えないんですよ。

     もちろん、訪問した事もない会社ばかりですしね。」

私:「現職では分業制のキャリアアドバイザーですね?

   私も経験があるので、わかりますよ。」

Aさん:「はい。

     今の会社では毎月250件以上紹介しないといけないノルマがあります。」

私:「250件!!

   毎月250件とは随分多いですね?

   週当たり60件以上紹介しないといけない計算になりますね?

   毎日12件以上紹介しないといけないじゃないですか?」

Aさん:「はい、そうなんですよ。

     結果として、月~金では間に合わないので

     毎週土曜出勤が続いています。

     もちろん、サービス出勤です。

     それでもノルマを達成するのは厳しいです。」

私:「それは過酷ですね。」

Aさん:「はい。

     私が20代であればいいと思いますが

     もう30代ですし

     一体何歳までこんな仕事の仕方を続けられるか不安です。

     40代、50代になったら心身共に無理だと思います。」

私:「それは私も気が狂いますよ。

   Aさん、前職では何件ぐらい紹介していたんですか?」

Aさん:「前職では週10件程度でした。

     一気通貫だったのでクライアント企業も担当していましたから

     クライアントの採用要件やクセがよくわかりました。

     その結果、書類通過率も50%ぐらいありました。」

私:「そうすると、10件紹介すれば悪くても5件面接が入りますね?」

Aさん:「そうですね。

     もちろん、優秀な同一人物が一人で面接5件入る場合もありますけど。」

私:「そうですよね。

   それでも毎週5件面接が入っていれば

   毎月20件面接が入りますね。

   二次面接以降も1件とカウントするんですか?」

Aさん:「そうですね。

     二次面接や三次以降の最終面接もカウントされます。」

私:「なるほど。

   優秀な同一人物が平均5件面接件数を稼いだとしても

   毎月4~5件内定が出るでしょう?」

Aさん:「そうですね。

     だいたいそんな感覚でした。」

私:「そして、内定辞退が半分ぐらい出ても

   2件は成約する感じですね?」

Aさん:「そうですね。

     悪くて1件、良い時は3件以上成約しますね。」

私:「前職時代の成功報酬の平均単価は?」

Aさん:「あまり高くなかったですが

     平均150万円前後だったと思います。」

私:「それで2件成約すると月300万円、年間3600万円ですね?」

Aさん:「はい。

     年によってバラツキはありますが

     平均3000万円ぐらいだったと思います。」

私:「一気通貫(両面型)スタイルで3000万円で

   前職での年収はどれぐらいでしたか?」

Aさん:「これも多少のバラツキはありましたが

     年間3000万円であれば、年収は750万円ぐらいでした。」

私:「なるほど。

   売上の25%還元ですね?」

Aさん:「はい。

     そんな感じでした。」

私:「現職では毎月250件の紹介件数を目指して

   成約件数は平均何件ぐらいですか?」

Aさん:「はい。

     実際には200件程度しか紹介できていませんが

     月の成約は平均4件ぐらいです。」

私:「なるほど。

   現職は分業制なので一気通貫に換算すると

   月平均2件の成約ですね?」

Aさん:「はい。

     そんな感じでしょうか?」

私:「現職では、クライアント企業は担当しないキャリアアドバイザーですが

   紹介200件で成約4件。

   一気通貫に換算すると

   紹介100件で成約2件という感じですね?」

Aさん:「はい。

     そんな感じです。」

私:「一方で前職では

   紹介40件で成約2件でしたね?

   換算すると成約件数は同じですね?」

Aさん:「はい、そうです。」

私:「荒っぽい言い方ですが

   現職では前職と比較すると

   100件-40件=60件 ですから

   紹介60件分が無駄な仕事ですね。」

Aさん:「なるほどー。

     そんな計算が成り立ちますか?」

私:「あくまで計算ですが

   クライアンントやキャンディデートと言うお客様にとって

   そして、Aさんにとって

   どっちがよろしいでしょうか?」

Aさん:「正直に申し上げます。

     耐え難いです。」

私:「現職での成功報酬単価は?」

Aさん:「130万円程度です。」

私:「それでは、分業制で4件カウントであれば

   130万円×4件=520万円 ですが

   一気通貫に換算すると 

   半分の260万円ですね?」

Aさん:「はい、そうなりますね。」

私:「それでは、前職時代の月300万円より劣るじゃないですか?」

Aさん:「はい、そうですね。」

私:「紹介60件分無駄な仕事をして

   売上(粗利)は40万円も劣る。

   そして、Aさんは疲れ切っている。」

Aさん:「はい、そういう事になります。」

私:「話を戻しますが

   月200件紹介して面接に進むのは何件ですか?」

Aさん:「20%程度なので、40件です。」

私:「40件面接に進んでも成約2件?」

Aさん:「はい、そんなものです。」

私:「前職の半分の確率ですね?

   あまりに無駄な紹介件数が多いですね。」

Aさん:「はい、そう感じます。」

私:「それによって、Aさんは疲れていますね?」

Aさん:「はい。」

私:「それ以上に、Aさんから適当な紹介をされる

   クライアントの人事担当者も疲れているかも?」

Aさん:「はい、そう感じます。」

私:「更には、数多く応募しても

   面接に進まないとか

   内定しないとか

   キャンディデートも疲れているかも?」

Aさん:「はい、そう感じます。」

私:「そんな仕事をやり続けるんですか?」

Aさん:「だから、それを相談したくて今日ここに来たんです。」

私:「わかりました。

   もっと楽しく無理なく仕事ができる人材紹介会社をご紹介します。」

Aさん:「ありがとうございます。

     助けてください。」

「うつくしいものを

 美しいと思える

 あなたの

 こころが

 うつくしい」                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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