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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「捨てるべき仕事に労力を割いていないか?」

「捨てるべき仕事に労力を割いていないか?」

経営者にとって

「何かを始める」より「何かを捨てる」ことが一番難しい

という話をよく聞きます。

新しい事業を始めてみても

想定外の状況が起こりうまくいかない事があります。

そんな時、これまでやってきた事をあっさり断念する。

これまでやってきた事とは全く違う方向に転換する。

という決断は意外と難しいものです。

「折角ここまでやってきたのだから

 それまでに費やしたコストや時間を無駄にしたくない。

 やると決めたので何とか続けたい。」

しかし、あっさりその事業から撤退したり

違うビジネスに転換するという決断も非常に大切な事だと思います。

これは経営者だけではなく

私たちの仕事においても同じ事が言えます。

優秀な人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の方々の

仕事のやり方を見ると

「優先してやるべき事と

そうでない事をはっきりさせて

やるべきことに集中する。」

「うまく行かないと判断した事は早期に軌道修正する」

という共通点があります。

逆に、

「毎日朝早くから夜遅くまで働いているのに業績が上がらない」

「どんな仕事でも全て安請け合いしてしまい

優先順位がつけられなくなってしまう」

という人材コンサルタントもいます。

人材紹介だけではなく

全ての仕事に共通する事かも知れませんね。

どんな人にも時間は平等にあるのですから

その時間をどう使うかが個人の業績に大きく関わります。

従って、何かつまづきを感じた時に

それを踏まえて次を考え

できるだけ早く軌道修正をできるかどうかで

そこからの時間をいかに有効に使えるかが変わってくるのです。

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事で言えば

・新規開拓で毎日たくさんのアプローチをしているが求人獲得につながらない

・求人は多数あるがなかなか成約に結びつかない

・内定までいく案件はあるのに、辞退が多く成約につながらない

・成約単価が低く、人数多く決めても予算達成できない

・日々やらなければならない事が多すぎて時間が足りない

など、思い当たる項目がある方もいるのではないでしょうか?

うまく行かない状況を常態化させたまま

ただただ頑張っていても何も変わりません。

無駄な仕事に時間を費やしていないか?

営業ターゲットや集中すべき案件などの戦略を考えられているか?

またその判断が間違っていないか?

抱え切れない多くの仕事に手を出して選択と集中ができなかったり

これまでやってきた自分のやり方に固執して

軌道修正ができなかったりする事がないよう

できるだけ余計なものを削ぎ落とし身軽でいること

柔軟な頭を持つことが大切ですね。

まずは自分の身の回りに「捨てるべきもの」がないか?

皆さんも考えてみてください。

「厳冬

 樹木が余分なものを

 捨てる季節

 樹木が孤独に輝く季節

 樹木が黙って根を張る季節

 そして一年の中で

 樹木が最も充実する季節」          みつを

 

 
 

 

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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