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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「外人コンサルタントが大暴れ」

「外人コンサルタントが大暴れ」

日本の人材紹介会社は

「国内市場の成長は期待できないし

 グローバル化が進んでいるから

 これからは海外市場だ。」

と言って

海外に法人を設立したり

海外の人材会社を買収したりしている。

一方で、外資系エージェントや

外国人コンサルタントを多数抱えるエージェントは

「日本ほど美味しい市場はない。

 こんな簡単に年収の35%も取れるのは日本だけだ。

 国内市場を深耕すれば、まだまだ売上を伸ばせる。」

と言って

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)をどんどん増員している。

最近、ロバート・ウォルターズやエンワールド・ジャパンといった社名を

よく聞くと思う。

外資系に強いJACリクルートメントのような人材紹介会社に聞くと

最近はこのような会社と頻繁にバッティングする

と言っている。

下は年収500万円から上は数千万円の求人までやっている。

成約案件の平均年収は700~800万円で

平均FEEは200万円台だ。

日本の人材紹介会社が

「海外市場開拓だ!!」 

と言っている間に

外国人コンサルタントに国内市場のシェアを奪われている。

多分、外国勢は

「日本人コンサルタントなんかちょろいもんだぜ!!」

と笑いながら

週末は六本木あたりで飲んでいる。

日本勢もこれを放置しているわけじゃないが

本腰入れて戦おうという気迫を感じる

人材紹介会社は少ない。

中でも業界トップのリクルートキャリアの市場シェアの落とし方は

自分の古巣なだけに

目を覆うばかりだ。

最高時、人材紹介の売上だけで400億円あったのが

300億円程度に落ちている。

大丈夫だろうか?

対するインテリジェンス、JACは好調。

パソナキャリアカンパニーやクイックも健闘して

シェアを伸ばしている。

今後、外国勢エージェントは外資系クライアントだけではなく

日本企業の開拓にも力を入れる。

このような流れで

外国勢も日本勢も

入り乱れて競争が加速している。

外国勢が人材紹介業界の中で

大手の一角に顔を出すのは時間の問題だ。

既に国内売上が30~40億円にはなっているエージェントがある。

ロバート・ウォルターズやエンワールド・ジャパン、ヘイズなどがそうだ。

逆に日本勢の中で

海外市場での売上が30~40億円に到達している会社は

皆無と言ってもいい。

*買収した会社の売上は除外する前提。

外国勢は英語ネイティブという武器を持っているし

猛烈にアグレッシブだ。

まさに黒船軍団だ。

日本勢も奮起して頑張ろう。

幕末の志士よ

出てこいや!!

「考えてばかりいると 

 日がくれちゃうよ」                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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