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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「多弁な人が良いコンサルタントとは限らない」

「多弁な人が良いコンサルタントとは限らない」

あまりに寡黙でプレゼンが下手では困りますが

多弁な人が良い人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)とは限りません。

「釈迦に説法」 で恐縮ですが

自分が話す前に

まずはクライアントやキャンディデートの話を聴きだす能力が大切です。

顧客に対する理解なくして

良いマッチングなどできるわけがありません。

ただ、何でもだらだらと聞き出せばいいという問題でもありません。

クライアントからはキャンディデートが知りたい情報を深く聞き出し

キャンディデートからはクライアントが知りたい情報を深く聞き出す事です。

それができれば

クライアントに対して強くキャンディデートを推す事ができますし

キャンディデートに対してクライアントを強く推す事もできますよね。

「今回はど真ん中のストライクですから必ず採用してください」 とか。

もちろん、自信があまりない時は正直に答える事もできます。

「済みません。

今回はギリギリのストライクか?

面接官次第ではボールの判定になるかもしれません。

しかし、今後のためにもその基準を知りたいので面接してください。」 とか。

こんなやり取りの繰り返しで顧客理解を深め

クライアントやキャンディデートとの距離を近づける事ができます。

従って、「話し上手」 で 「聞き上手」 でもある人がいいのですが

それほど話し上手ではないけれども 「聞き上手」 であれば

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)適性があるかもしれません。

私も過去30年に渡り

「話し上手ではないが聞き上手」 というタイプで

常に高い業績を上げる人を何人も見てきました。

顧客は 「良き理解者」 を求めているのだと思います。

「知ってるつもり」 「理解しているつもり」 になっていないか?

私自身もはっとして反省する事がよくあります。

顧客は常に変化する生き物ですから

少し目を離すと急速に理解度が落ちますね。

1か月コンタクトしないと全く状況が変わっているので怖いですね。

「ひとりごと

 ふだんどんなに

 カッコいいこと

 言っていてもなあ

 人間てやつは

 いざとなると弱くて

 だらしのねえもんだな

 ひとごとじゃねえ

 おれの話だ」                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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