「猫のいない生活は寂しい」
 
 
 
旅行から帰宅すると、いつもいるはずの三匹の猫がいない。
 
 
 
うーん、無性に寂しい。
 
 
 
何か部屋が命を失って無機質だ。
 
 
 
毎朝6時、猫に起こされ、猫のご飯をつくることから一日が始まる。
 
 
 
それからシャワーを浴びる。
 
 
 
そして、猫の毛が抜けて舞い上がるので、毎朝1時間掃除をする。
 
 
 
その後、ようやく仕事に取り掛かる。
 
 
 
午前中の仕事が終わると、昼飯は決まって麺類を食べる。
 
 
 
だから、私は余程の事がない限り、午前中のアポイントは入れない。
 
 
 
午後の仕事に取り掛かる。
 
 
 
クライアント訪問や面談は全部午後に入れる。
 
 
 
戻ってくると15時、16時になる。
 
 
 
「もう買い物に行かなきゃ」
 
 
 
16時時半になると、猫の夕食だ。
 
 
 
「あー、ご飯をつくってあげなきゃ」
 
 
 
翌日のブログを書き始める。
 
 
 
猫が扉の向こう側で、
 
 
 
「お父さん、一緒に遊ぼうよ」
 
 
 
と鳴いている。
 
 
 
頻繁に様子を見に行く。
 
 
 
寒ければ暖房を入れてあげる。
 
 
 
暑ければ冷房だ。
 
 
 
酒を飲みながら晩飯を食べていると全員集合だ。
 
 
 
「お父さん、何かちょうだいよ」
 
 
 
とスリスリしてきたり、立ち上がってテーブルの上に顔を出す。
 
 
 
本当は人間の食べ物はあげてはいけないのだが
 
 
 
奴らの誘惑に負けて少しだけあげてしまう。
 
 
 
私がよく噛んで塩分や脂分をできるだけ抜いてあげる。
 
 
 
寝る時は年下の二匹は猫部屋へ。
 
 
 
長男の「まるる」だけは常に自由にさせている。
 
 
 
寒くなると布団で一緒に寝る。
 
 
 
このように私は完全に猫中心の生活をしている。
 
 
 
普段は面倒な事もあるが、数日会えないととても寂しい。
 
 
 
あいつらも世界中連れて行けたらいいのに。
 
 
 
そんな奴らも中年になってきたので、今度からシニア食に変える。
 
 
 
今日の午後、ペットホテルに迎えに行くのが楽しみだ。
 
 
 
「名もない草も実をつける いのちいっぱいの花を咲かせて」    みつを
 
 
 
合掌。