人はなぜ辞めるか?
 
優秀な社員でも辞める時は辞める。
 
1年前、活躍していた社員が、わずかな期間でモチベーションが下がって辞めてしまう。
 
理由は、「人間関係」 というのが多いが、 「人間関係の変化によって何が失われたのか?」 
 
を考える必要がある。
 
「何が失われたのか?」
 
優秀な社員は、若い頃から注目されて育っている人が多いので、 「自分は主役感覚」 
 
が無くなると急に落ち込んで辞めてしまうことがある。
 
例えば、目立たない部署に異動した、主役扱いしてくれない上司の下に異動した、など。
 
逆に 「自分が主役感覚」 を持ち続けていれば辞めない。
 
しかし、世の中は主役だけじゃ成り立たない。
 
脇役や縁の下の力持ちが必要だ。
 
このような人たちは、特にスポットを当てなくても、コツコツ働いてくれるので有り難い存在だ。
 
ただ、 「ありがとう」 の一言でコツコツ働いてくれるのだ。
 
「自分は確かに人の役に立っている、それをちゃんと評価されている感覚」 が大事なのだ。
 
派手じゃなくても、目立たなくてもいい。
 
ただ、自分なりに人の役に立っている。
 
このような貴重な脇役さんは、営業マンがMVP表彰などされている時に
 
ニコニコ嬉しそうに見ている。
 
だから、MVP賞を受賞したら、そっと脇役さんの所に行って、
 
 「ありがとう」 と感謝しなければいけない。
 
自分が主役でいられるのも、貴方たちのおかげです。
 
主役は単純だから、主役じゃなくなったら辞めてしまう。
 
脇役は、「ありがとう」 と感謝されているかぎり辞めない。
 
「おかげさん」    みつを
 
合掌。