
以前、政治家(元参議院議員)が
、転職相談に来ました
。
私:「失礼ですが、政治家なのに転職するんですか?
」
政治家
:「政治家が転職しちゃーいけないの?
」
私:「いや、そんな話じゃなくて、なぜ転職したいんですか?
」
政治家
:「それはだな、選挙で落選したからだよ。
」
私:「また、立候補すればいいじゃないですか?
」
政治家
:「だからだなー、政治家が転職しちゃーいけないの?
」
私:「そうじゃなくて、落選した事だけが転職理由なんですか?
」
政治家
:「なぜ、初対面なのに、あんたそんなに突っ込むの?
」
私:「だって、貴方を私のお客様である企業にご紹介するのに、貴方の事をよく知らないで
紹介できないでしょう?
」
政治家
:「俺を紹介したら、企業から幾らもらえるんだ?
」
私:「貴方の年収の30%ですよ。」
政治家
:「なにー!!
そんなにもらえるのか!!
」
私:「そんなにって言いますけど、そんな簡単に決まるわけじゃないですよ。
企業側もそれだけのお金を払う以上は、慎重に厳選しますからね。」
政治家
:「じゃあ、俺でも不合格になることもあるのか?
」
私:「もちろんです。政治家だから合格するなんてことはありません。![]()
むしろ、最近の10年間は、政治しか経験がないわけですから、普通のサラリーマンより
不利ですよ。
」
政治家
:「初対面なのに言いたい事言うな!!
」
私:「だからー、なぜまた立候補しないんですか?
」
政治家
:「そんなの政治家を辞めたいからに決まっとる!!
」
私:「なんで辞めたいんですか?
」
政治家
:「政治の世界はもういい。静かに安らかに暮らしたい。
」
私:「静かに暮らせる職業だったら、自分で見つけられるでしょう?![]()
いろいろコネもあるだろうし。
」
政治家
:「知ってる人の世話になると、後々やっかいだ。
だから、こうしてわざわざ相談に来とるんじゃないか!!
」
私:「そうですかー。
じゃあ、静かに暮らせる事以外に希望条件はあるんですか?
」
政治家
:「生活に困らなければ文句は言わん。」
私:「じゃあ、具体的に希望年収は?
」
政治家
:「よくわからんが、生活に困らんためにはー・・・・・・。![]()
1000万円ぐらいあれば何とかなるか?
」
私:「はー!!![]()
そんな高い年収を貴方に払う会社は無いですよ!!![]()
だって、1000万円もらうだけの仕事ができないでしょう?
」
政治家
:「運転手付の車もいらん。![]()
秘書
もいらん。
それでも駄目か?」
私:「全然駄目です!!![]()
済みませんが、うちには、貴方に紹介できる求人はありません。![]()
試しに、ハローワークとか、東京人材銀行に行って相談してみてください。
」
政治家
:「失敬な!!
門前払いする気か!!
」
私:「これだけ相談に乗ってるじゃないですか!!![]()
門前払いじゃないですよ。
貴方のために、現実の世の中のお話をしてるんです!!
」
政治家
:「もういい!!![]()
こんな所をあてにしたのが間違いだった!!
帰らせてもらう!!
」
私:「お役に立てず、申し訳ありません。![]()
私も忙しいので、早く帰ってください。
」
政治家
:「この無礼者!!
」
こんな感じで、大変迷惑な来訪者は去って行きました。
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しかし、数年後、また選挙に立候補
していました。
あんたには、サラリーマンは無理。![]()
これでいいのだ。
合掌。
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