「ゆでガエルになっても幸せ?」
「ゆでガエル」 とは?
⇒ 「ゆでガエル」とは、緩やかな環境変化に気づかず、危機的状況に陥ることを喩える言葉です。
カエルを熱湯に入れるとすぐに飛び出しますが、常温の水に入れて徐々に熱すると、
気づかずに茹でられて死んでしまうという寓話からきています。
ビジネスや組織において、変化に鈍感になり、現状維持に慣れてしまうことで、
徐々に危機に近づき、気づいた時には手遅れになる状態を表します。
1社に長くいると
仕事やカルチャーにも慣れますし
職場の人間関係もできて
なーんとなく動けなくなって
「ゆでガエル」 になりそうな
人材紹介コンサルタントの方に
お会いする機会が少なくありません。
特に40代で
業績がやや低迷している
人材紹介コンサルタントの方が多いです。
ご自分でも
「このままではいけない! 環境を変えて、リスキリングしないと生き残れない!」
という、漠然とした危機感はあるのです。
従って
「私って、今のまま、現職に留まり続けていいのでしょうか?」
という、漠然とした不安を口にされます。
直属の上司も
その上の部長や役員も
自分より年下なので
ご本人は脇役になったような気分で
何となく 「取り残された感」 を持たれています。
そこで、私がお話しするのは、大きく三つです。
1 トップクラスの業績を上げ続け、待遇にも満足であれば、留まればいいと思います。
⇒ こんな人はほとんどいません。既に転職するか、独立起業しているケースが多いです。
2 業績が下がっているようであれば、自分を再生させるためにも
転職も選択肢に入れてください。このまま50代に突入すると、転職も厳しくなります。
⇒ このような方は50%程度いらっしゃいますが、業績が下がっていると転職も簡単ではありません。
3 業績が下がって、年収も下がっても、定年までクビにならない会社であれば
周囲を気にせずプライドを捨てて、まさに 「ゆでガエル」 になって留まってもいいと思います。
⇒ まさに、身動きが取れない「ゆでガエル」 ですが、ご家族や住宅ローンもあって大変です。
生き方って
人それぞれですし
幸せを感じる瞬間も
人それぞれです。
他人が無理に
「あーしろ、こーしろ」
なんて申し上げる事ではありません。
それよりも
「生活していて、楽しいとか幸せを感じる瞬間は、どんな時でしょうか?」
という質問から
面談を始めないといけませんね。
逆に
「辛いとか、息苦しいとか、痛みを感じる瞬間は、どんな時でしょうか?」
という質問も
必要な時にはさせていただきます。
(本日の1枚:先行上映を観ました!)
「しあせわせはいつも
自分のこころがきめる」 みつを
合掌。