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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「しょーもないテクニックを使うな」

「しょーもないテクニックを使うな」

「正当な交渉」 と 「ウソや隠ぺい」 とは

全く別の行為なので

勘違いしないでいただきたいです。

上司や先輩コンサルタントから

小手先のテクニックを教えられ

間違った

しょーもない事を強要されて

悩んで相談にお越しになる方がいます。

そんな人材コンサルタントの方から

悲痛なお話を伺う事があります。

一部の悪徳人材紹介会社での話ですが残念です。

下記、幾つかの 「しょーもないテクニック」 の事例を挙げます。

1 内定した事実を隠ぺいする。

・キャンディデートがA社に内定したにも関わらず、その事実を伝えない。

A社よりFEEの高いB社に恣意的に決めさせようとして

A社に内定した事実を隠ぺいする。

B社が不合格になったら、仕方なくA社の内定を伝える。

2 内定者が要望していない年収交渉をする。

・内定者は 「年収800万円で満足です」 と言っているのに

クライアントには 「年収1000万円以上でないと入社しないと言ってます」 と

ウソをついて条件交渉をする。

3 月末に無理やり入社させる。

・クライアントもキャンディデートも切りよく月初からの入社を希望しているのに

売上目標達成のために、無理やり月末に入社させる。

4 勝手に回答期限を短くする。

・クライアントからは 「2週間以内でいいよ」 と言われているのに

目標達成のために

「明日が回答期限です。

 明日までに内定受諾の回答をしないと内定取り消しになります。」

とウソをついて回答期限を切る。

5 勝手に書類選考NGにする。

・FEEの低い会社は、キャンディデートの応募意欲が高くても、勝手に書類NGにする。

更に、キャンディデートには面接に進む会社の進捗情報は連絡するが

面接に進まない企業のNG連絡はしない。

人材紹介業界の恥ですね。

ポジティブに捉えますと

目標達成のために必死に努力していると言えるかもしれません。

「営業会社だから当然だ」 と言う人もいるでしょう。

しかし

「お客様は誰で何を要望しているのか?」 

という事が第一義です。

それより優先されるべき事などありません。

お客様が要望もしていない事を

ウソまでついて勝手にやる事がエージェントの仕事でしょうか?

上司や先輩コンサルタントの方々は

こういう間違った 「しょーもないテクニック」 を

希望に燃えて入社してきた

後輩に教えてはいけません。

しょーもない 「邪道」 です。

「私がやりたかった人材紹介はこんな仕事じゃありません」

と言って悩み苦しみ

ご相談にお越しになる人がいるのです。

一方で

「これが業界のスタンダードなやり方なんだろう」 

と勘違いしたままやっている人もいます。

これも不幸です。

こういう人材コンサルタントとは言えない人たちが

増殖すると業界全体の社会的評価を下げてしまいます。

真面目にやっている多くの会社まで

同じような目で見られてしまい迷惑を被ります。

日本のサッカーのサポーターは

きちんとゴミを拾って持ち帰っています。

他国の人たちからも称賛されています。

人材紹介会社もあのサポーターの精神や行動を

見習う必要があるのではないでしょうか?

ちゃんとフェアプレーで戦いましょう。

「なるべくなら

うそのないほうがいい」                                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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