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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「マネージャーになって魅力がなくなった?」

「マネージャーになって魅力がなくなった?」

ここ数年

ご相談にお越しになる人材コンサルタントの方々から

よく聞く話です。

「うちの上司はマネージャーになってから

魅力も元気もなくなりました。

私は、そうなりたくないので

プレイヤーの道を極めたいです。

そういうコンサルタントのプロ集団のような

会社を紹介してください。」

と、おっしゃる方が増えています。

実際、どの業界においても

マネジメントで最後まで生き残れる人は

非常に少ないと思います。

それができる人は相当な能力の持ち主です。

しかし、我々のような 「一般ピープル」 は

課長止まりか、部長止まりかはありますが

いずれにしても30代か40代で

自分がどこまで出世できるか?

だいたい先が見えますよね。

マネージャー路線から

プレイヤー路線に転換するためには

できるだけ若い内に

それがわかった方がいいですよね。

ただ最近、ご相談にお越しになる方々は

マネージャーになる前から

プレイヤー志向の方が増えています。

「マネージャーの仕事って

KPIの数値目標を

メンバーにやらせる事が中心で

仕事内容に魅力が無いですね。

そんな仕事をしているから

マネージャーに魅力も元気も無くなりますよね。

そんな事に労力を使って疲れて

コンサルタント能力を陳腐化させるより

最初からマネージャーなど目指さずに

コンサルタントの道を極めた方が

賢いと思いませんか?」

と、おっしゃるわけです。

シンプルに

「そりゃそうだなー」 と思います。

私はそもそも

「マネージャーの仕事」=「KPI管理」

のようにさせている経営陣に問題があると考えています。

コンサルタントの仕事内容がわからないから

KPIの乾いた数字しか見ようとしていないし

現場や顧客を見ようとしていません。

そして、KPIを達成させる事を

マネージャーに要求しています。

それは、狭い社内の数字の遊びでしかありません。

かつて、プレイヤーとして優秀だったマネージャーに

意味のない仕事をさせて

無駄な給与を払っています。

そのままプレイヤーにしておくか

せめてプレイングマネージャーにしておいたら

良かったのにと思います。

顧客 ⇒ 現場コンサルタント ⇒ マネージャー ⇒ 経営者

顧客優先の逆三角形の理論に基づいて

マネジメントの在り方を見直さなければ

社内に 「魅力のないマネージャー」 を増やすだけです。

経営者やマネージャーは

顧客と現場コンサルタントのフォローに

全力を尽くしましょう。

「アノネ

よくかんがえてごらん

ひとのこと

いっているときの

自分というものはね

具体的には

なんにもして

ねんだよな」                                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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