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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「面接で過去の失敗をごまかすな?」

「面接で過去の失敗をごまかすな?」

例えば

・上司や周囲の人とうまく行かず、業績も悪くなって辞めた。

・人間関係の悪化によって、心身ともに調子が悪くなって辞めた。

など、実際の転職理由としては

大変多い事例だと思います。

しかし、本当の転職理由を

面接でおっしゃる方は

非常に少ないです。

面接官にネガティブな評価をされる恐れがあるので

言いにくいのは当然の事だと思います。

・「この人は協調性が低いのではないか?」

・「この人はストレス耐性が低いのではないか?」

などと思われて

自分の評価を落としたくないですよね。

従って

「過去の失敗を隠したい」 

という心理状態になるのは

当然だと思います。

しかし

「すべての悩みは対人関係の悩みである」

と、心理学者のアドラーさんが言ったように

100%失敗の無い

そんなきれいな人生を送っている人など

いないと思います。

逆に

誰もが

「叩けばホコリが出る」

「すねに傷を持っている」

というのが実態でしょう。

「いやー、私にはそんなホコリや傷など一切ありません」

と、確信をもって言える人などいないと

私は考えています。

私自身も 「ホコリ」 や 「傷」 だらけです。(笑)

皆さんは、いかがでしょうか?

そんな 「非の打ち所がない人生」 を送って来られましたか?

従って

面接において

「過去の失敗をごまかすな」

と、アドバイスしています。

「面接官も、たくさん失敗しているんだから

ごまかしたり、隠したりする必要はありません」

「それよりも、失敗の原因は何だったのか?」

「その失敗から何を学んだのか?」

「そして何をどのように改善して

失敗から立ち直ったのか?」

「立ち直ろうとしているのか?」

それを話せるようにしましょうと

アドバイスしています。

・どんな失敗をしたのか?

・その原因は何だったか?

・どのように改善したのか?

・改善した結果、どのように変わったか?

・変わろうとしているのか?

過去の失敗をごまかそうとすると

どうしてもツジツマが合わなくなりますし

「この人は何か本当の事を言ってないな?」 

と感じられてしまいます。

それよりも

「失敗から学び

改善努力を重ね

卑屈にならず

前向きに生きている人だ」

と思われた方がいいですよね。

失敗した時は恥ずかしいですが

それを自分の中に受け容れ

新たな一歩を踏み出しましょう。

誰でも生きていたら

恥ずかしい失敗ばかりするじゃないですか?

面接とは

そんな自分を知っていただく

絶好の機会だと思います。

「つまづいたって

いいじゃないか

人間だもの」                                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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