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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「なぜ、履歴書の右側も書かないの?」

「なぜ、履歴書の右側も書かないの?」

ご相談にお越しになる方々の中で

「もったいないなー」 と思うのは

履歴書の左側だけ書いている人です。

学歴や職歴だけ書いている人です。

履歴書の右側には

ほとんど書いていない人が少なくありません。

しかし、面談において

子供時代や学生時代の事を聞いてみると

「へー、すごいじゃないですか!!

 どうして履歴書に書かないんですか?」

というケースが多いです。

学生時代の部活で

県大会で優勝したとか

全国大会に出場したとか

主将だったとか

とてもポジティブに評価される事なのに

「もう新卒じゃないので

 恥ずかしくて書きませんでした」

とか、おっしゃるのです。

また、長期間続けている趣味や

今、勉強している事なども

書いていない人が多いです。

例えば

「実は、将棋四段です」

という方がいらっしゃったので

「アマチュアでも四段とは相当な腕前ですね。

 アマチュア棋戦で活躍したのでは?」

と伺いますと

「実は、県の代表になって

 アマチュア名人戦の全国大会に出たことがあります」

とか、おっしゃる方がいて驚きます。

今、勉強している事も書いていない人が多いです。

面談の中で

「得意な学科とか、好きな学科は何ですか?」

と伺いますと

「得意とは言えませんが

 英語は好きです」

と、おっしゃるので

「へー、どれぐらいできるんですか?」

と更に伺うと

「全然大した事はありません。

 TOEICは850点ですが

 会話は苦手です。」

とか、おっしゃるのです。

「履歴書に書いてしまうと

 過剰に期待されてしまい

 その期待に応える自信が無いから

 書かないでおこう」 とか

「恥ずかしいから

 あえて書かないでおこう」 とか

「ずっと昔の話だし

 採用選考には直接関係ないだろうから

 書かないでおこう」

とか、それは大変もったいない考え方です。

実際、たまたま応募先企業の社長さんと

同じスポーツをやっていたとか

趣味が同じだったとか

主将だった時のエピソードから

リーダーシップを評価されたとか

敗戦の絶望から復活したとか

会話は苦手でも英語学習を継続しているとか

そんな所にこそ本当の人間性が現れ

評価され採用される事が多いんです。

学歴と職務経歴が全てだと思ったら

大きな間違いです。

そんな事は読めばだいたいわかります。

それも大切ですが

ミスマッチを防止するために

タイプマッチングを重視する優秀な面接官は

応募者の本当の人間性を知るために

その人間性が形成されるに至った

背景に関する質問をします。

ですから、恥ずかしがらずに

履歴書の右側も

できるだけ書いてください。

「アナタの主人公は

 アナタなんだよなあ」                                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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