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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「マネージャーは自分の成功体験を押し付けるな?」

「マネージャーは自分の成功体験を押し付けるな?」

自分の業績だけを上げるのは

そんなに難しい話ではありません。

しかし

「メンバーに業績を上げてもらう」

という事は難しい事ですし

非常にパワーが必要ですね。

従って

マネージャーにはパワーや情熱が必要ですし

下記のような事を学ぶ必要もあります。

『新人・若手の価値観の多様化、組織のフラット化など、組織環境が激変する今、

メンバーの育成を通して組織力を高め、業績をあげていく管理職が求められています。

しかし現場では、管理職がプレイヤーだった頃の経験則に基づくマネジメントが散見され、

なかなか成果につながらないという現実も数多くあります。
変化の激しい現在だからこそ、原理原則を踏まえたマネジメントで、

目標達成に向けて効果的に組織を牽引することが求められます。

原理原則とは先人の膨大な経験値と研究から生み出されたものであり、

わかりやすく言えば

「こうしたケースでは、このように対処することが最も成果につながりやすい」

という教えです。
管理職が原理原則を体系的に理解し、

自身の考え方や行動と照らし合わせることで実践的な理解を深め、

マネジメントレベルを向上させることが不可欠です。』

私は

「自分のような不良でバカでも

 マネージャーになれたのだから

 メンバーを全員マネージャーにしよう!!」

と張り切って

マネージャー・デビューしました。

ところが

実際にやってみると

そんな簡単な事ではないとわかりました。

結果として

明らかに優秀なメンバーは

教えなくても勝手に成長して

マネージャーになりました。

問題は

能力不足ではないのですが

個々のボトルネックを抱えたメンバーでした。

大きく二つに分けられます。

①基礎能力は高いのに手を抜くメンバー。

②精神的に不安定で、周囲と柔軟にやっていけないメンバー。

そんなメンバーに

自分の成功事例だけを押し付けても

そもそも違う人間であり

DNAや生い立ちも異なるので

無理なんですよね。

一緒に仕事をして

一緒に食って飲んで

一緒に土日も遊んで

全力でパワーを注ぎ込んでも

無理なものは無理で

花を咲かせてあげられませんでした。

当時

「武谷だったら

 自分の紆余曲折的な経験を活かして

 問題児でも何とかしてくれるかも?」

と思って配属していただいた

上司の期待にも応えられませんでした。

しかし

その後、当時は昇進できなかった後輩たちが

必ずしも不幸せな人生を送っているわけではありません。

当時は

入社する会社か

選ぶ職業か

タイミングを

間違えただけです。

今だから、そのように割り切れます。

それぞれが自分の道を見つけて

苦労しながらも

大いに成功しているメンバーが大勢いて

嬉しいです。

個人的な関係は

退職後も続きますし

今では 「昔の笑い話」 です。

従って

私が言えるのは

「自分だけの成功体験を

 メンバーに押し付けるな!!」

という事だけです。

そして

マネージャーはもっともっと勉強しましょう。

「どんな雑草でも

 時期がくれば

 だまって

 自分の花を咲かせ

 自分の実をつける」                                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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