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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「本音で付き合えば記憶に残る?」

「本音で付き合えば記憶に残る?」

昨年、お会いして以来

ご縁ができて

ずっと気になっていたAさんのお話です。

超有名企業ばかりのご経歴で

英語もネイティブレベルの優秀な方です。

結局、その時のAさんは

知人の社長さんからのスカウトで

転職されました。

「それは、誠におめでとうございます。」

という事で

その後も時々やり取りしておりました。

そして、先日

新たな求人案件が入って来ました。

それは、Aさんの出身業界の方を求める案件でした。

私は

「Aさんだったら顔が広いし

 ご友人や知人の中で

 マッチする人をご存知かもしれない?」

と思い、メールをお送りしました。

そうしたらすぐに

Aさんからお電話をいただきました。

Aさん:「武谷さん、メールをいただき

     ありがとうございます。」

私:「あー、Aさん!!

   お仕事中に

   早速、お電話いただき

   ありがとうございます。」

Aさん:「武谷さん、今の案件ですが

     ご存知の私の友達はダメですか?」

私:「ダメです。

   ただ、お金を稼ぎたいだけの人はダメです。」

Aさん:「やっぱりそうですか・・・。

     じゃあ、私はダメですか?」

私:「えー!!

   Aさんご自身が応募したいんですか?」

Aさん:「やっぱり、今の業界に戻ってみると

     人材紹介業って

     悪くない仕事だったと実感してます。」

私:「そうなんですか?

   驚きました。」

Aさん:「未だに以前のクライアントやキャンディデートから

     ご相談を受けているんですよ。

     こんなに人の役に立てる仕事って

     素晴らしいと再認識しました。」

私:「折角、元の業界に戻ったのに?」

Aさん:「いやー、本当にお金・お金・お金の世界ですから厳しいです。

     お金のためには、他の社員も敵なんです。

     もーこりごりです。」

私:「本気ですか?」

Aさん:「昨年は、武谷さんにご相談しながら

     人材紹介業の批判ばかりして

     本当に申し訳ございませんでした。

     こんな私でも

     再度ご紹介していただけるのであれば

     是非とも応募させてください!!」

私:「わかりました。

   でも、甘くないのはわかってますよね?」

Aさん:「もちろんです。

     昨年もお叱りいただきましたし

     本当に有り難いと感謝しております。

     私に本音で接してくれる人はなかなかいませんから

     ずっと心に残っています。」

私:「ありがとうございます。

   叱ったわけではなく

   事実をご説明したつもりですが

   失礼致しました。

   それでは、今回の新たな案件に

   ご紹介させていただきます。」

Aさん:「何卒宜しくお願い致します。」

やはり

相手はお客様だからと思って

こちらの腰が引けてしまうと

本音のお付き合いができず

その後もつながりません。

相手にとって良いと思えば

「一歩踏み込んで本当に考えている事を率直にお伝えする」

という事が

どんな仕事においても

信頼構築のためには不可欠だと思います。

「ほんとうのことが

 いちばんいい」                                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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