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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「貴方はいくらの利益を出していますか?」

「貴方はいくらの利益を出していますか?」

我々、人材紹介コンサルタントにも

売上より利益に対する意識が

強く求められていますね。

「私の売上は3000万円だから

 年収は1500万円ぐらいもらってもいいだろう!!」

とおっしゃる方もいますが

売上でなく粗利益(売上-原価)から計算しましょう。

更に、会社が負担している諸経費というものを計算して

大まかにでも自分が出している利益金額を

計算してみた事はあるでしょうか?

(原価や経費などの出費)

・原価(転職サイトの成果課金、人材サーチなど調査・活動費、業務提携先に支払う費用など)

・広告宣伝費(HP制作・メンテナンス料、宣伝広告費など)

・営業アシスタントや管理部門(経理・財務・総務人事・システム)などバックオフィス部隊のコスト

・オフィス賃貸料(自分のデスクは当然、受付・面談ルーム・トイレ・通路・エレベーターなど共用スペース)

・PC・プリンター・固定電話・携帯などの料金と通信費

・机・椅子・キャビネット・応接セットなど什器備品

・業務システム開発費・メンテナンス料

・営業交通費

・交際接待費・会議費

・社会保険など福利厚生費

などなど、かかるお金の課目をあげれば切りがありません。

上記のようなコストを全部払って

自分が会社に残せる利益はいくらでしょうか?

そして、自分の適正年収はいくらでしょうか?

様々な人材紹介会社の実例を見ますと

各社のバックアップ体制の充実度や経営方針によっても異なりますが

組織の中で働いているコンサルタントの適正年収は

GP=粗利益(売上―原価)の20~35%程度だと思います。

端的に大別すると

大手エージェントのコンサルタントは粗利益の20%程度で

中小エージェントでは25~35%程度が平均的な年収だと思います。

もちろん、会社に頼らず

完全に独力で

求人もキャンディデートも開拓できるような

「素手で稼げるコンサルタント」 であれば

粗利益の50%以上もらっても良いと思いますが

そんな人は既に独立しているケースも多いです。

しかし、年収が全てではありません。

組織では

仲間と共に切磋琢磨して働き

会社の成長・発展に貢献できる喜びがあります。

単純に、お金には換算できないものです。

それぞれの価値観や

それぞれの事情によって

自分に適した環境を選べば良いと思います。

ただし

お給料をもらっている以上は

「自分が会社にいくらの利益を残しているのか?」 とか

「バックオフィスの人たちに支えてもらって有り難い」 とか

そういう意識を持ちながら働く事は

大切だと思います。

「おかげさん」                                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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