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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「年収2000万円以上でないと妻が許してくれない?」

「年収2000万円以上でないと妻が許してくれない?」

昔、ご相談にお越しになったAさんのお話です。

バックオフィス系の管理職で

有名企業を何社かご経験されていました。

英語もできて

面接も上手で

なかなか優秀な方でした。

私は早速、X社様をご紹介しました。

すると、とんとん拍子に話が進み

内定・入社の運びとなりました。

そして、持ち前の処世術を活かして

これまた、とんとん拍子に役員にご就任されました。

しかし、世の中そんなに甘くありません。

突然

「ドカーン!!」 と

リーマンショックが来ました。

多くの企業がリストラを断行し

希望退職や給与カット

新卒の内定取り消しなど

散々な状況に一変しました。

その結果

Aさんの年収も

ある程度下がる事になりました。

多分、2000万円以上あった年収が

1500万円未満になったのでしょう。

そして、Aさんは

「年収2000万円未満だと

 妻が許してくれないので

 辞めます。」

と、おっしゃって、転職されました。

その時、私は正直

「妻が許してくれないので辞める?

 奥様のせいにするなって卑怯だな。

 自分が転職したいだけだろう?」

と思いました。

ただ、その後の転職先も世界的に有名な会社で

「さすが、Aさんは世渡り上手だな」

と思いました。

しかし、それからわずか2年後

再度、Aさんからコンタクトがありまして

「元の会社に戻りたいので

 何とかしてくれないか?」

とのお話をいただきました。

私の心の中では

「Aさんは、なんて虫の良い人だろう!!

 リーマンショックの大ピンチの時は

 他社に転職して自分は難を逃れたのに

 前の会社の業績が復活してきたら

 『もとに戻りたい』 とは何事だ!!

 信頼できない人だな。」

と思いました。

リーマンショックの時

前の会社に残って

必死に耐え忍び

頑張って来た人たちに

大変失礼だと思いました。

もちろん、そんな虫の良いAさんが

再び採用される事などなく

その後も転職を繰り返す人生になっています。

失礼ながら

「恥を知れ!!」

と、申し上げます。

「エグゼクティブ」 とは

ただの高年収人材を指す呼称ではありません。

人間性豊かで

自分に厳しく

仕事もできて

周囲から尊敬される人を指す呼称です。

「どろを

 かぶらずに

 ほんものの

 仕事はできぬ」                                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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