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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「社長は自腹で払え!!」

「社長は自腹で払え!!」

若い頃

社長になったら

運転手付きの高級車で送迎され

飲食代は会社の経費で落とす

などどいう事を

我慢する事ができませんでした。

昔、ある日の夜に

「マネージャー泊まり込み研修」 

と言うものがありました。

質素な研修で

確か、秋葉原のワシントンホテルで行われ

適当なグループディスカッションの後は

広めの部屋での飲み会になりました。

「こりゃ、研修と言うより

 単なるガス抜きだな?」

と思いながらも

「いつも通り、何でも言ってやろう!!」

と考えていました。

その研修に参加した中では

私が26歳で最年少だったので

「現場の若い社員が思っている事を

 代弁する事が自分の役割だ」

と、正義漢ぶっていたのです。

そして、尊敬する営業部長の下

飲み会が始まりました。

完全にフリートークです。

当時から

毒舌で有名だった私に

営業部長が働きかけてきました。

部長:「武谷、最近、何か気になる事はないか?」

私:「うーん、あると言えばあります。」

部長:「どんな事?」

私:「偉い人は

   社用車で送迎されて

   飲食代も会社の経費で落としてますが

   そのお金は、いったい誰が稼いできたお金ですか?」

部長:「うーん、いきなりそんな話か?

    お前はラディカル過ぎて

    返答に困るよ。」

私:「いやいや、最近感じている事を言えと

   おっしゃったので

   そのまま話しただけですが

   何かまずいですか?」

その時、他の先輩マネージャーの方々は

「いきなりそんな話か!!」 と

あっけにとられた雰囲気で

「しーん」 としてしまいました。

部長:「うーん、俺の立場で答えるのは

    ちょっとなー・・・。」

私:「そうでしょうね。

   ただ、そのお金は

   メンバーが稼いだお金である以前に

   お客さんからいただいたお金だという事ですよね?

   それを考えて経営者に

   原点に戻っていただき

   再認識してもらいたいんですよ。」

部長:「わかった、わかった。

    それに関しては

    俺も同意見だよ。」

私:「ありがとうございます。

   現場のマンバーは

   決まらないかもしれない求人を

   前金で受注して来て

   クレームも多発しています。

   この会社の根源的な問題です。」

部長:「そうだな。

    それは俺の責任において

    ちゃんと伝えるから

    もっと楽しい話をしようよ。

    折角、久しぶりに集まったんだから。」

私:「わかりました。

   済みません。  

   冒頭から暴走してしまいました。」

部長:「いやいや

    みんなが

    お前に期待しているのは

    そういう言動だから

    気にするな。」

言いたい事を

言いたい時に言わないと

後悔しますね。

特に、世間知らずな若者の特権です。

「なやみやつきないな

 生きているんだもの」                                  みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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