ホーム > 社長ブログ > 「KPI はアホマネージャーのおもちゃ」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「KPI はアホマネージャーのおもちゃ」

「KPI はアホマネージャーのおもちゃ」

現場の最前線を離れたマネージャーは

コンサルタントとしての自信を無くしていきます。

そこでしがみつく 「おもちゃ」 が 

「KP I 」 という名の

中身のない単なる 「数値管理」 です。

・他にやる事が無いから、数値管理ばかりする。

・プレイヤーとしての自信が無いから、数値管理ばかりする。

・上司に会議で報告するために 数値管理ばかりする。

・性悪説でメンバーを信用してないから、数値管理ばかりする。

・何か解答が見つかるかもしれないから、ダメモトで数値管理ばかりする。

特に、大手人材紹介会社でマネージャーをやっている方々は

そんな 「ごまかしが嫌」 でストレスがたまって

「このままでは自分がダメになります。

 私もプレイヤーに戻りたいです!!

 早く戻らないと、40歳以降の将来像が描けません!!

 助けてください!!」

と、おっしゃって、ご相談にお越しになります。

皆さん、本来は優秀で良識ある方々ですからね。

あのね、 「KP I 」 を設定するとすれば

一つだけに絞る事です。

新卒や中途の未経験者は 「紹介件数」 です。

ベテランや2年目以降は 「面接件数」 です。

それだけでいい。

その他の 「数値管理」 は

勝手に、ド素人経営者とか

アホマネージャーが収集管理してください。

「なぜ未経験者は、紹介件数なのか?」 

という理由ですが

紹介できない限り、成約できないからです。

当るか? 当たらないか?

最初は確信が持てないけれど

たくさん紹介してみる事によって

だんだん的が絞れてきて

面接に進むようになりますね。

最初は何でも 「量稽古」 が必要で

ある程度、場数を踏まないとスキルアップしないからです。

そして、2年目になって

ある程度、的が絞れて来たら

後は 「面接件数」 をしっかりキープする事です。

面接に進まなければ

成約するわけがないからです。

その後は

肝心な 「面接の進め方や中身」 にこだわる事です。

従って、上記の二つだけでいいのです。

新人は 「紹介件数」 で

2年目以降は 「面接件数」 です。

・しっかり選んで、良い人材を紹介してくれる。

・しっかり選んで、良い求人を紹介してくれる。

・無駄が少ないので、お客様は助かる。

・結果として、自分の労働時間も減る。

⇒ 「さすが、プロのエージェントですね!!」

となるわけです。

もちろん、「百発百中」 でなくてもいいですよ。

ただ、明らかな 「ボール」 は投げないでください。

「ストライクに近いボール」 は

相手が振らなくなるまでは

どんどん投げても良いと思います。

昨日、丁度良い 「ワークス研究所」 の記事を

友達がシェアしてくれていましたので

あらためて、ここでもシェアさせていただきます。

「データ経営に落とし穴 ダメな会社はKPIで見分ける」

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21200820V10C17A9000000?channel=DF180320167080&page=3

ところで、昔やっていた前金受注(リテイナー)の場合は

経営者(決裁者)との 「アポイント数」 が 「KP I 」 でした。

その時々のビジネスモデルや課金形態によって

当然、「KP I 」 も変わりますが

成功報酬型の人材紹介業であれば

「紹介件数」 と 「面接件数」 を押さえていれば十分です。

「How many 」 は、アホでも素人でも言えます。

マネージャーは、 「How to 」 を教えないと存在価値がありません。

「旅の荷物は

 少ないほど

 身体は自由です」                                         みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ