ホーム > 社長ブログ > 「真面目すぎると損するよ」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「真面目すぎると損するよ」

「真面目すぎると損するよ」

世界的に見ても

日本人は大変真面目な国民性を持っていると思います。

仕事でもプライベートでも

「あの人は真面目だ」 と言われるのは

褒め言葉でしょう。

一般的に真面目である事を良しとする価値観が

大変強いのではないかと思います。

しかし、時と場合によっては

真面目である事によって

少し損をする事もあります。

「あの人はちょっと真面目すぎるので・・・」

という評価をしてしまったり

そのような会話を聞いたりした事がある人も

少なくないのではないでしょうか?

「真面目とはどういう事か?」

調べてみますと

・嘘やいい加減な所がない。真剣である。

・誠実である。真心がある。

というような言葉が出てきます。

例えば、仕事上で考えてみますと

・いつもいい加減な所がなく真剣である。

・約束やルールを遵守する。

・周囲に対して嘘がなく誠実である。

といった姿勢が想像できます。

では、真面目である事がマイナスに受け取られる時とは

どんな時でしょうか?

真面目な人は

自分が真面目なのは当然なので

時々他人に対しても

同じレベルの真面目さを求める傾向があるのではないでしょうか?

自分が真面目にやっているのに

相手がいい加減な事が許せないのです。

また、その結果として

個性や多様性を大切にする事よりも

物事を正確且つスムーズに遂行する事を

優先する事にもつながります。

・相手の失敗やいい加減さを受け入れる寛容さがない。

・臨機応変さや柔軟性がない。

・没個性的である。

そのような評価をされてしまうと

折角の真面目さがマイナスに受け止められてしまいます。

実際、海外の人から見た日本人は

そのように見えている部分があるかもしれませんね。

真面目さは過度に他人に押し付けてはいけないのでしょう。

「自分には厳しく、人には優しく」

という言葉がありますが

まさに‎そういう事なのでしょう。

当然ながら

人材紹介コンサルタントの仕事も

真面目で誠実である事は重要です。

しかし、企業人事の方や転職希望の方など

個人と直接関わる仕事でもありますので

相手を許容する寛容さと柔軟性が必要ですね。

実際、真面目一辺倒では対応できない場面が多々あります。

「自分には厳しく、人には優しく」

を心に置きながら

真面目さと誠実さを持って

クライアントにもキャンディデートにも

心地よいサービスができるコンサルタントでありたいものです。

私自身、中学・高校の一時期

真面目さや自分の考え方を

他人に押し付けて引かれてしまうケースがありました。

未だに時々その頃の片鱗が顔をのぞかせ

他人を不愉快にさせてしまう事があります。

この点に関しては

自らを戒め

この先も気をつけないといかんと考えております。

不愉快にさせてしまった事のある皆様

誠に申し訳ございませんでした。

と言いながらも

「全く意見対立や議論の無い社会もおかしいし不健全だ」

とも考えております。

シンプルに申し上げると

・自分と相手は違う人間である事を大前提に付き合え。

・相手の話は真心で聞け。

・その上で、自分の意見も真心で話せ。

それを心掛ければ

分かり合える事も多くなるよ。

という事ではないかと思います。

「セトモノとセトモノと
 ぶつかりッこすると
 すぐこわれちゃう
 どっちかやわらかければ
 だいじょうぶ
 やわらかいこころを
 持ちましょう」                            みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ