ホーム > 社長ブログ > 「学生時代の自分を思い返すのも悪くない」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「学生時代の自分を思い返すのも悪くない」

「学生時代の自分を思い返すのも悪くない」

若い方から転職のご相談をお受けした時は

学生時代に目指していた事や

就職活動の事を深くお聞きする事が多いです。

・学生の時どんな業界に興味があったのか?

・どんな仕事をしてみたいと思っていたのか?

・自分の適性に関して、どのように考えていたのか?

・当時の時代背景も踏まえて、どんな就職活動をしていたのか?

当時からもう20年近くも経っている40代以降の方は別として

若い方々の志向は学生時代につられたものが大きく影響しています。

そして多くの方に

「実際に志望した業界や企業の仕事をしてみてどうでしたか?」

とお聞きすると

「思っていた通りでした!!」

と答える方はほとんどいません。

むしろ

「実際にやってみたら、想像していたものとは全然違っていました」

と答える方がほとんどです。

いい意味で違っていたという場合もありますし

逆の場合もあり、そこは人それぞれです。

ただ、いずれにしても学生時代に外から見て考えていた事と

実際の仕事との間には

相当大きな違いがあるという事ですね。

例えば

「様々な商材が扱えて、大きな金額を動かせる部分を魅力だと思い商社に入りました」

とおっしゃる方が

「実際にやってみると
 メーカーさんのように自社の商品やサービスを提案をしたり
 改善をしたりする事ができなくて歯がゆいです」

とおっしゃる場合もあります。

また

「大手企業に対しての営業ができて、スキルアップできると思って今の仕事を選びました」

とおっしゃる方が

「実際には大手企業相手より中小企業相手の営業の方が
 お客様の経営者に直接アプローチできて楽しいと気づきました」

というような事例もあります。

仕事において

自分がどこに楽しさややりがいを見出すかというのは

個人の性格や志向によって異なります。

そこで、先ほどの話に戻るのですが

社会に出て3年5年と経って転職を考えた時

「そういえば学生時代の自分はこんな志向があってこんな性格だった」

とあらためて思い出す方が少なくないのです。

つまり、就職活動時や新卒入社後は

様々な情報や周囲の影響を大きく受けます。

また、入社後は仕事を覚えるのに必死ですから

本来の自分から遠ざかっている事があるのだと思います。

仕事にも慣れて先の事を考える余裕ができた時

ふと本来の自分に気がつくのかもしれませんね。

社会人になってしまえば

現実を見なければなりませんから

学生時代のように自由ではいられないでしょう。

しかし、時には少し立ち止まって

幼い頃から社会に出るまでに

自分が考えていた事を思い出してみるのも

良い機会なのではないでしょうか?

そう考えると

社会に出て一つや二つつまずいても

またリスタートできるような気がしますね。

社会の荒波に負けず、頑張ってください。

「つまづいたって
 いいじゃないか
 にんげんだもの」                         みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ