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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「いかに生きるか?古代の偉人に学ぶ」

「いかに生きるか?古代の偉人に学ぶ」

皆さんは「論語」を読んだことがあるでしょうか?

教科書にも載っていますので

読んだことはなくても

「論語」という書物がある事はご存じでしょう。

論語は2500年前に書かれた書物ですが

社会や人間の本質をシンプルについていて

現代社会を生きていく上でも十分に役立つ内容であり

大変実践的で合理的です。

テレビにもよくご出演でお馴染みの齋藤孝さんが書かれている

「図解 論語」から少し引用してみたいと思います。

※解釈、解説も齋藤孝さんの文章です。

●仁者は難きを先にして獲るを後に残す

⇒ 仁の人は難しい事を先にやり、自分の利益を後回しにする。

「面倒な事は先にしてしまい、自分の利益になる事は後にする」

これは孔子の一貫した考えで

交渉術でもありました。

仁者とはブレがなく懐が深く

落ち着いて穏やかな人を指します。

「自分の報酬がこれくらいならやります」

と言い続ける人には仁がありません。

●過ちて改めざる、これを過ちと謂う

⇒ 過ちをしても改めない、これを本当の過ちと言う。

一回目の失敗は仕方がない。

でも同じ事を二度繰り返すと

それは本当の失敗になってしまいます。

「修正力があるかないか?」

が問われています。

●其の為す所を視、其の由る所を観、其の安ずる所を察すれば、
 人焉んぞ隠さんや、人焉んぞ隠さんや。

⇒ その人がどう行動するか?何をよりどころにしているか?何に満足するか?
   この三点がわかったなら、その人物の本質ははっきりする。
   隠せるものではない。

企業における人事では

その人の持っている才能や人間性を見て

採用することが必要です。

採用の時に人間性を見抜く方が

その後の教育にエネルギーを費やすよりも

断然効率的だからです。

いかがでしょうか?

生きていく上で

また仕事の上でも

大切な本質が書かれていると思います。

社会や人間の本質は2500年前も今も変わらないのですね。

人間は物欲に固執するあまり

ソクラテスやプラトン、アリストテレスが生きたギリシヤ時代から

精神的に進歩しておらず

むしろ、後退しているとも言われています。

「自分の番
 うまれかわり
 死にかわり
 永遠の過去のいのちを
 受けついで
 いま自分の番を
 生きている
 それがあなたの
 いのちです
 それがわたしの
 いのちです」                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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