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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「面接のない会社はないでしょうか?」

「面接のない会社はないでしょうか?」

先日、新規でお問い合わせいただいた方からこんなご質問がありました。

「私は面接が苦手です。

 面接のない会社はないでしょうか?」

大変面白いと思いましたが

さすがに当社のクライアントの中で

面接のない会社はありませんので

「残念ながらご希望に合う企業はございません」

と丁重にお断りをさせていただきました。

面接には色々な意味がありますね。

会った印象やコミュニケーションを通じて

人柄や考え方やビジネススキルを知る。

コミュニケーション力を確認する。

職務経歴書書の内容を

実際会って口頭で詳しく確認する。

大きく2つに分けると、

1 対人能力やアピアランスの印象を確認する。

2 履歴書や職務経歴書では十分にわからない部分を口頭で掘り下げて確認する。

という事になるかと思います。

どちらも大切なのですが

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の場合

上記1の部分を非常に大切に考えている企業は多いです。

やはり多くの人と会ってコミュニケーションを取る仕事なので

会話力や見た目の印象がとても大切だという事ですね。

コミュニケーション力は

短期的には大きく変えようがない部分ではありますが

見た目の印象は気をつけて臨めばかなり変えることができます。

髪の毛や服装、姿勢、声の大きさ、表情などは印象を大きく左右します。

実際に過去、面接に臨まれた方の中に

夏の暑い日にジャケットを脱ぎワイシャツを腕まくりして

初対面の面接官を待っていた人がいました。

これが不合格の一因となってしまいました。

事前に「ノーネクタイでも構いませんよ」とか

面接が始まる前に

「どうぞ上着を脱いでください」

と言ってくださる企業もあるので

そのようなご配慮をいただければ素直に従ってもよいと思うのですが

大前提として、どんな相手にも失礼のない恰好で臨むのが常識でしょう。

髪の毛が伸びすぎていて清潔感を感じられない方には

面接前に散髪に行っていただくよう

お話しする事もあります。

上記2に関しては

言語化しにくい難しい部分もあります。

経歴を確認するだけではなく

その方の話し方や話の内容を通じて考え方や人柄を探っているのです。

人格形成の基礎部分や背景を知ろうとしています。

面接後のフィードバックで

「経験と当社の要望するものとがマッチしなかった」

という理由で面接不合格になるケースがあると思います。

しかし、これは往々にして経験がミスマッチなのではなく

面接での会話を通じて

「ケミストリーが合わない」

と面接官が感じているケースが多いと思います。

何れにしても面接というのは

面接官にとっても応募者にとっても

奥の深い考察がなされる場面だという事です。

かのリンカーンが

「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」

と言ったそうですが

人が視覚や聴覚で直観的に感じるものは

経歴以上に大切な事なのかも知れません。

「いいことは
 おかげさま
 わるいことは
 身から出たさび」                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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