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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「自分の勝ちパターンをKPIに落とし込め」

「自分の勝ちパターンをKPIに落とし込め」

先日お話した人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)のAさんから

こんな質問がありました。

Aさん:「ご紹介いただいた会社はKPI管理が厳しくないそうですが
     そういう会社だと皆さん毎日どんなふうに過ごしているのでしょうか?
     暇にならないのでしょうか?」

これを聞いて笑ってしまう方もいるのではないかと思います。

私もその一人です。

KPIは何のためにあるのでしょうか?

売上を上げるという達成すべき目標があって

そのために日々の行動プロセスをWatchしましょうという指標にすぎません。

Aさんの発言は全く逆の発想ですね。

日々の仕事がKPIを達成する事になってしまっています。

勿論、毎日やるべき事をコツコツやることによって自ずと成果がついてくる

という考え方も大切です。

半年で5㎏痩せようという目標を立てたなら

摂取カロリーと消費カロリーを計算し

逆算して1ヶ月、1週間、1日でそれだけのカロリーを摂取し

どれだけ運動してカロリー消費をすればよいか?

そう考えて毎日そのためのメニューをコツコツこなしてこそ結果が出るものです。

ただし、ダイエットにしても個々人の体型や体質や

運動をやり慣れている人かどうかによっても

やり方が違ってきます。

あくまでも自分にとって一番良いダイエット方法や

ペース配分は自分で考えて選択すべき事です。

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)も

新人からベテランまでそのキャリアは様々ですし

担当している求人や人材の層、業界なども様々です。

常識的に考えて

「労多くして功少なし」より「労少なくして功多し」

の方が良いに決まっていますよね。

優秀なコンサルタントほど

効率よく生産性高く成果を上げる事を考えているはずです。

先ほどのAさんも、言われれば頭では理解をするでしょう。

ただ、KPIを与えられ管理されることに慣れてしまうと

何も考えられなくなり

思考停止状態になってしまうのです。

思考が停止してしまうと

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)としての成長も停止します。

KPIは管理職にとって

マネジメントをする上で便利なツールだと思われがちですが

本質的には人材コンサルタント個々人が

自分の仕事を自己管理するために必要なものだと思います。

特にまだこの仕事を始めて間もない人にとっては

「自分の勝ちパターン」を見つけるのに有効です。

自分の業績が良い時・悪い時

それぞれに自分の時間の使い方でどこが良かったのか?悪かったのか?

それを検証する事ができるからです。

「与えられるKPI」ではなく

「自ら考えるKPI」であることが大事だということですね。

今週お会いした伸び盛りの人材紹介会社の社長さんもおっしゃっていました。

社長:「労働時間と業績の相関図を作って
    個々の社員をプロットしてみました。
    業績が良いコンサルタントには2種類のパターンがありました。
    長時間労働で業績の良い人と
    短時間労働でも業績の良い人です。
    私は後者の短時間労働でも業績の良い人をロールモデルとして
    新たなKPIを策定し
    安定した業績を上げながらも
    健全に長く働ける会社にしたいと思います。
    人材コンサルタントが疲れてしまっては
    質の高い仕事を続ける事は難しいですし
    結果として会社を大きくする事もできませんからね。」

さすが、この業界でも屈指の素晴らしい社長さんだと感心しました。

「うつくしいものを
 美しいと思える
 あなたの
 こころが
 うつくしい」                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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