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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「アナログなコミュニケーションが業績を上げる?」

「アナログなコミュニケーションが業績を上げる?」

現在社会では、携帯電話は言うまでもなくスマートフォンも普及して

誰もがリアルタイムで人とコミュニケーションを取ることができ

ネットを使って調べたい情報も得られるようになりましたね。

もはや当り前のことのように思われるかも知れませんが

よく考えてみたらほんの30年前までは、携帯電話ですら持っている人は

ほとんどいませんでした。

それぐらい、この30年でデジタル通信の技術は進化し

我々の生活は大きく変化しました。

当然仕事のやり方も大きく変わりました。

私たち人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事で言えば

今や当り前にクライアントやキャンディデートと携帯電話で会話し

メールで連絡を取り

時にはスカイプやSNSなどを使ってコミュニケーションを取ったりしますね。

しかし、30年前にはキャンディデイトと連絡を取るには自宅か職場に連絡するしかなく

履歴書や職務経歴書などもアナログに紙ベースでやり取りをしていたのです。

急ぎの場合は電報を打ったりしてました。

便利になるのは仕事の効率が上がって有難い事なのですが

やはりこの仕事は人と人とのアナログなコミュニケーションが大事な部分ですから

そのデジタルツールに胡坐をかいていては本当に良い仕事はできません。

コミュニケーションの順番として

1 直接会って話をする

2 電話で話をする

3 メールでやり取りをする

という優先順位を忘れてはいけないと思います。

相手の表情や声色などはメールでは読み取れません。

お会いして話をすることにより

相互理解が深まる事は間違いありません。

また、人というのは五感を通じて物事を記憶したり印象づけたりしていますから

メールで書いたことは忘れていても会った記憶は鮮明に残っていたりします。

携帯電話が普及して漢字が書けなくなったという方も多いのではないかと思います。

検索機能を使って漢字を表すことが日常的になると

読むことはできても書けなくなります。

これは、我々が「書く」というアナログな動作を通じて漢字の書き方を覚えているからなのです。

ダイヤル式の電話だった頃、電話帳に記された番号を一つ一つ回して電話をした記憶は

今の40代以上の方であればあるのではないかと思いますが

何度も同じ番号にかけているうちに、その番号を覚えるということがあります。

しかし今は、とても親しい人で何度も電話をかけているのに

携帯電話のアドレスがなければその人の電話番号がわからない

というケースは多いのではないかと思います。

つまり、デジタル機器に頼る事によって我々の様々な能力が退化しているのです。

そう考えると、人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事においても

常日頃からアナログなコミュニケーションを大切にし

アナログな感性を鈍らせないように気を付けて仕事をする必要があると感じます。

若い世代でネットでの転職活動に慣れてしまっているキャンディデートの方々にも

我々の方からアナログなコミュニケーションの働きかけをしていくことによって

我々の仕事の存在意義もより大きいものになっていくのではないかと思います。

「いまから ここから」                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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